小泉進次郎、実は“メディア嫌い”。滝川クリステルとの結婚を極秘で進めたわけ
「まったくノーマークだった」とメディア関係者を悔しがらせた、小泉進次郎衆議院議員(38)とフリーアナウンサー・滝川クリステルさん(41)との結婚。8月7日に本人たちが突然発表するまで、スクープでならしたメディアも、政界関係者も、誰も知らなかったといわれる。
「1度も一緒に外出しなかった」という徹底的なガードを貫いた有名人は珍しいだろう。なぜ2人の交際・妊娠はバレなかったのか。そして、いざ発表となると、なぜ官邸で会見してハデにブチあげたのか。 そこには、小泉進次郎氏の、シビアなメディア観があるようなのだ。
『小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉』(著:鈴木款、2018年7月刊、扶桑社新書)に、そのメディア観の一端が描かれている。著者の鈴木款氏は現在フジテレビの解説委員で、進次郎氏が出馬する前から15年来取材を続けている。
コロンビア大学の学生だった頃から、進次郎氏は「メディアは嫌い」と言っていたという。
2018年1月3日、進次郎氏は記者たちを前に、メディア批判を繰り広げた。横須賀での、少人数でリラックスした囲み取材で、進次郎氏が発したのはこんな言葉だ(以下、「 」の進次郎氏発言は、同書からの引用)。
「メディアに関わる人たちは、メディア自体が権力だということを自覚していない人が多いんじゃないかと思います。(中略)メディアってすごい権力ですよ。つぶせますよ、人を。誤解なく言わせてもらえば、人を殺せますよ、メディアは。社会的に。政治的に」
「人気もつくれますし、メディアが。だからそういった意味でね、ある意味(僕は)すごく冷めていますよ」
「あのとき(2009年の初選挙)、世襲批判でクソミソですよ。いいときに祭り上げられる映像は、将来叩き落されるために使われるんです。それを痛感したのが、10年ぐらい前でした。だから一喜一憂しなくなりますよ」
なんと冷めたメディア観だろうか。同書にはもっと長く発言が載っているが、政治家が、記者を目の前にここまでメディア批判をするのは珍しいという。その原点は、初選挙のときに世襲批判で大バッシングを受け、当選後、手のひらを返したように持ち上げられた経験にある……と、著者は見る。
また、2018年3月25日の自民党大会でも、進次郎氏は「オフレコなんかない、すべては表に出る」という認識を示している。
「基本的に僕は全部オンだと思っているんですからね。最近は怖いですよ。(記者が)こうやって『ありがとうございました』と言って、エレベーターの中まで来て、その中でも(レコーダーが)回ってたりするからね。しかもそれがメモで出回るしね。(中略)もうオフレコなんてないと思わなきゃ。じゃないとこの世界は生きられない」
滝沢クリステルさんとの交際も、少しでも人目に触れれば、たちまち漏れて面白おかしく取り上げられる――そんな実感があるから、徹底した極秘を貫けたのだろう。と同時に、電撃発表で犬まで登場させてメディアジャックしてみせた。メディアを信頼してないからこそ、うまく利用できるのかもしれない。
『小泉進次郎 日本の未来をつくる言葉』には、メディア観に限らず、進次郎氏の熱さとクールさが感じられる言葉が溢れている。
<文/日刊SPA!取材班>
「1度も一緒に外出しなかった」という徹底的なガードを貫いた有名人は珍しいだろう。なぜ2人の交際・妊娠はバレなかったのか。そして、いざ発表となると、なぜ官邸で会見してハデにブチあげたのか。 そこには、小泉進次郎氏の、シビアなメディア観があるようなのだ。
「僕はメディアにすごく冷めていますよ」
極秘を貫いた裏には、メディア不信が
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