自動的に毎年100万円貯まる節約術、ストレスなしの12ケ条
消費税10%が間近に迫り、将来の年金の不安もあることから、今後はより財布のひもを締める生活を強いられるであろう。ただ、これを機に“節約”を心掛ければ、「消費税の負担分も埋め合わせることができるし、老後2000万円だって今から準備すれば簡単に貯められますよ」と話すのは、“節約家”としてSNSで話題を集める妻ごはん氏だ。
同氏は一般的なサラリーマンと同等の給与額ながら、“節約12か条”を心掛け、給与の半分以上を貯蓄、投資に回し40代にして金融総資産6500万円を保有。チマチマ節約なんて……と思うかもしれないが、同氏は「固定費を削減し、自動的にお金が貯まる」という仕組みを作ることで、ストレスが溜まることなく節約・貯蓄に成功している。
まずは、毎月必ず払う出費の筆頭は家賃。住居費は給料の3分の1とよく言われるが、同氏によるとそれでは貯金ができないという。
「例えば住居も住宅サイトに頼らず、その土地の不動産屋を10軒回れば、東京23区内でも掘り出し物は見つかります。1万円でも安くできる自宅を見つける。また自家用車もあると便利ですが、車の維持費よりも必要なときにレンタカー、タクシーを使うほうが実際は安くあがることが多いです」
また、ほかに大きな出費の代表は医療保険などの民間保険だ。妻ごはん氏は保険に対して、とても手厳しい。
「国民皆保険制度で負担も限られるうえに、入院をしても高額療養費制度があります。この制度は所得に応じて支払う上限が決められているため、民間の医療保険は不要ではないでしょうか。保険は“不幸の宝くじ”を具現化した大きな買い物。なんとなく入っている人が多いと思いますが、掛けた額に比べリターンが少ないですね」
家賃、車、民間保険と月々の高額な負担分を見直すだけでも、月々7万円。年間にして84万円の節約になる。また黙っていても使ってしまう月の定額固定費といえば、スマホの料金だ。
「今年5月の改正電気通信事業法で、携帯大手3社の違約金が大幅値下げとなりました。違約金が怖くて大手キャリアにしていた人は、格安スマホにするチャンスです。ネットを使う人でも5ギガもあれば十分。通信速度も悪くありません。月々7000円ほど節約できます」
また電気・ガスなどの公共料金は新会社に、コンビニ利用を極力やめる、職場の飲み会は断る、職場には水筒持参、散髪は1000円カットなど、節約は全方位に向けられている。それにしてもこれほど多くの節約を実行するにあたって、同氏はどのようなマインドで続けているのだろうか。
「1万円の節約は、1万円昇給したのと同じことです。節約を我慢と思わずに、昇給したと思えばいいのです。節約できないのは、面倒くさいと思ってしまうことが一番の理由。食費を削るような続かない節約はせず、まずは毎月出ていく大きな固定費から削ることです」
年間100万円を浮かすことができれば、20年後には「老後2000万円」を貯められるだけでなく、消費増税による負担分も余裕でカバーできるのだ。これでもまだダラダラとお金を払い続けますか。今すぐやめますか。10年後、大笑いするのはどっちだ?
家賃、スマホ、保険…固定費を見直そう
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