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自動貯金アプリならカネは貯まる? 金融資産20代5万円、30代77万円、40代50万円の現実

 みなさんは貯金をしているだろうか? 貯金 日々の生活で精一杯。そんな余裕はないという人もいるだろうが、2019年に総務省が発表した国民生活基礎調査によると、1世帯当たりの平均貯蓄額は1755万円! 中央値は1033万円で、それでも4桁の貯蓄額だ。中央値というのは、金額を低い順に並べたときに真ん中にある数値を指すので、実感としては多数派となる。  また、2020年に発表された金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代単身者の平均金融資産は106万円、30代は359万円、40代で564万円となる。2人以上の世帯ではもう少しアップし、20代165万円、30代529万円、40代694万円となる。  しかし、これを平均ではなく中央値で見ると、20代5万円、30代77万円、40代50万円になる。つまり、多くの人は平均でさえ雲の上の数字と感じていることだろう。  こうした現状なのに、老後はお金がかかると脅されているので、貯金しなければという意識は持っているはず。ただし、将来お金が必要だと危機感を持つのはいいが、知識もないのに投機のような投資ややギャンブルに走る人は、無駄にお金を失い、貯金どころか負債を抱えかねない。貯金はやはりコツコツ積み上げるしかない。

ゲーム感覚でお金が貯まる自動貯金アプリ「finbee」

 そこでオススメしたいのが自動貯金アプリ「finbee」。ゲームのように貯金できる銀行口座と連動するサービスだ。
finbee

「finbee」のウェブサイト

 毎日300円のような積み立てのほか、5000歩を歩いたらとか、特定の場所に近づいたらとか、おつりをもらったらといったトリガーを設定し、任意の金額を貯金してくれるのだ。もちろん、貯金なので、自分の銀行口座から貯蓄用口座に振替えるだけ。投資のようにお金が増えるわけではない。しかし、楽しく無理なく貯金を始められるというメリットは大きい。

住信SBIネット銀行の口座でやるのが簡単

 設定はこんな感じだ。  まず、細かい金額を頻繁に貯金するのだから、いちいち振込手数料が発生しては意味がない。簡単なのは、手数料なしで振り替えができる口座を利用すること。みずほ銀行と連携する場合は、振り込みになってしまうケースがあるようなので要注意だ。筆者は、アプリ上から住信SBIネット銀行の口座を作成した。ちなみに「finbee」の利用料は無料だ。  続いて「finbee」アプリから連携口座を選ぶ。持っていない場合は、新規開設も可能。スマホから手軽に作業ができ、手書きして郵送したり、押印したりという手間がない。口座が開設されれば、アプリ連携をして利用できるようになる。
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住信SBIネット銀行と連携させるのがラク

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口座を新規に開設するのも簡単

「finbee」を起動したら、「貯金目的を追加する」をタップして貯金の目的を設定する。旅行でも趣味でも投資でもOK。金額だけ決めた「とりあえず貯金」も選べる。続いてカバー画像と目標金額、期限などを設定する。
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「finbee」のホーム画面。まずは、「貯金目的を追加する」をタップ

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プリセットされている目的を選ぶ

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目標金額を設定する

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7つの貯金ルールでコツコツ貯めるべし
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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