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ジェットコースターのような菅首相の2年。最後の切り札は…/倉山満

コロナを指定感染症5類へダウングレード、これが疫病神を切る最後の秘策だ

言論ストロングスタイル

写真/時事通信社

 もはや末期症状の菅義偉内閣に、最後の秘策を提言する。菅首相を苦しめてきたのは、コロナ禍だ。  コロナ禍を鎮圧する根本は、指定感染症の5類へのダウングレードだ。そして、開業医と民間・市中病院(コロナを受け入れていないICUをたくさん抱えている)もコロナ治療をできるようにし、真の医療オールジャパン体制を構築する。さらに、有効性が示唆されている治療法(イベルメクチン、デキサメタゾン、抗体カクテル、レムデシビル、アビガンなど)はすべて、開業医も含めどこでも医師判断で使えるように規制緩和する事で重症化を防ぐ。開業医に自宅療養患者のケアを手伝わせる事で患者に安心を与える。  心ある名医が寄せてくれた秘策だ。

未来永劫、自粛させる気か?

 四の五の言うなら、分科会など解散。ついでに、官房長官加藤勝信、厚労大臣田村憲久、コロナ大臣西村康稔の三バカを罷免する。  総理大臣が「これだけは退陣前に絶対にやる」と宣言すればできないことはない。  それをわかっているから、尾身茂と手下どもは5類へのグレードダウンに、死に物狂いで抵抗している。それどころか、何の効果が検証されたか知らない緊急事態宣言を、9月以降も延長しようとしている。未来永劫、自粛させる気か?  そもそも感染拡大と騒ぐが、死者は何人だ? 日本は世界標準で「ゼロコロナ」を達成しているではないか。オリンピックの閉会式でも、東京は無観客でマスクなのに対し、次大会のパリではノーマスクで密状態。死者数は日本と同じく2ケタ台だが、それでも3倍の数だ。いったい、日本は何を目指しているのか? 世界の笑い者だ。
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菅内閣の事績は、安倍前内閣より立派だ
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1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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