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上司と部下の板挟み…中間管理職が「絶対にやってはいけない」立ち回りとは

ずん飯尾「年下からの評判が悪い人とは距離を取ろう」は正しいか?

上司と部下

写真はイメージ

 7月中旬に放送された『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演した、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんが「年下からの評判が悪い人とは距離を取ろう」「上に嫌われて下に好かれてる方が信用できる」といった発言し、大きな称賛を集めています。    上司(年上)にばかりゴマをすり、立場の弱い後輩(年下)に高圧的な態度を見せる人間は信用できないという飯尾さんの意見が支持されるのは納得である。とは言え、組織に属している以上、上に厳しく下に優しく振る舞うことは難しい。とりわけ上と下の板挟みになりやすい中間管理職は、どのように立ち振る舞えば良いのだろうか。『部下ができたら身につけたい 人を伸ばす技術』(‎コスミック出版)著者の平田裕之氏に話を聞いた。

上にゴマをすれば良い時代は終わった

   そもそも、組織に属している場合、上と対立せずに穏便に済ませるほうがメリットは多いのではないか。平田氏は「組織に属している限り、上司との関係をうまく構築することは大切です。ただ、“上にゴマをすっていればいつかは自分も偉くなれる”という時代ではありません」と見解を示す。   「上司の顔色ばかりではなく、『組織を離れた時、自分に何が残るのか?』に意識を向けることが大切です。組織の中での上手なコミュニケーションを身につけたり、仕事を通じて自分自身のスキルを高めたり、人脈づくりをしたりなどが、ビジネスパーソンとして今やるべき選択のように思います」
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上司への正しい接し方とは
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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