更新日:2015年08月26日 13:30
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【来場者数20万人突破】大人も涙する「ONE PIECE展」の完成度は異常

 現在、森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ)にて開催中の「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展 ~原画×映像×体感のワンピース」、通称「ONE PIECE展」。今年3月20日から始まったこの展覧会だが、開幕からわずか39日目で早くも来場者数20万人を突破したとの情報が入ってきた。ちなみに、栄えある20万人目の来場者は4月27日に訪れた、神奈川県在住の金野遥ちゃん(8歳)だったそうだ。このコはきっと、一生『ONE PIECE』ファンであり続けるだろうなぁ。……それにしても、一体、六本木で何が起きているのか。 ⇒展内の様子を一部公開! https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=203712
20万人目の来場者

20万人目の来場者、金野遥ちゃんの記念写真。スペシャルな認定証と、オリジナルグッズがプレゼントされた

 よくある“大人も子供も楽しめる”イベントというものは、大概において子供は楽しめても、大人は「うーむ……」なことが多い。3歳の子を持つ筆者も、何度、痛い目を見たかわからない。そんな中、この展覧会は間違いなく大人も子供も楽しめるイベントであると筆者は断言しよう。展示されている数多くの原画を食い入るように見つめ、印刷物では絶対にわからなかった部分を発見し、胸を熱くする。絶対にパッケージ化できない、展覧会限定のオリジナルムービーに心を奪われ、言葉なく涙する。そこに大人と子供の差などなく、ましてや男女の差などまったくない。老若男女関係なく、みな同じように胸を熱くし、同じように涙を流すはずだ。  そんな“分け隔てなさ”がこの展覧会の魅力であり、空前の来場者数の原動力となっているのではないだろうか。  ちなみに、筆者的なオススメは最初と中盤に2回あるオリジナルムービーである。ネタバレにならない範囲で書くと、最初のムービーはいわば“麦わらの一味”のプロフィールムービーである。ここで容赦なく気分を盛り上げられ、会場内に入ることになる。そして、中盤のムービーはマリンフォード頂上戦争の……いや、ここでは語るまい。詳細は伏せるが、それこそいい歳をした大人がバカみたいに涙を流すムービーであることだけは断言しておこうと思う。
冒険パノラマシアター

こちら最初のムービーを観ることができる冒険パノラマシアター。仕掛けがすごい! 内緒だけど!

 この記事を読んでいただいている方の中で、『ONE PIECE』のファンであるにも関わらず、いまだにこの展覧会に足を運んでいない人がいたら、騙されたと思って是非、会場に足を運んでみてほしい。きっかけはなんでもいい。デートでも、家族サービスでも、なんなら一人きりで来場したっていい。大丈夫。我らが愛する“麦わらの一味”は、仲間を選ばない。そして、期待を絶対に裏切らないのだから。
原画がズラりと並ぶ回廊

マリンフォード頂上戦争の原画がズラりと並ぶ回廊。ただ並んでいるだけではなく、現場にいるかのような剣戟や大砲の音、叫び声がBGMになっている。

開催期間:~6月17日(日) 会期中無休 開館時間:10:00~22:00(最終入館は21:00) ※入館時間は1日6回 開催場所:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ)東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階 問い合わせ:ハローダイヤル TEL 03-5777-8600(営業時間は8:00~22:00) 公式サイト:http://onepiece-ten.com チケット販売に関して:本展は日時指定制です。日時指定前売券は全国のセブン-イレブン店舗などで、指定日の2日前まで販売しています。 日時指定前売料金: 一般・大学生1,800円(2,000円)/中学・高校生1,300円(1,500円)/4歳~小学生500円(800円) ※料金は税込。カッコ内は当日料金。当日券は前売券の販売状況に余裕がある場合のみ販売します。当日券の有無は本展当日券情報ページ(公式サイトからリンク)で公開。
尾田栄一郎の仕事机を再現したスペース

作者、尾田栄一郎の仕事机を再現したスペースには、これまでのカラーイラストが大集結している。時間を忘れること請け合いの空間だ

<取材・文/太田優翔> (C)尾田栄一郎/集英社
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