【イノシシ VS 山ガール】登山を楽しむ山ガールに暴走イノシシが突進!
【イノシシ VS 山ガール】
登山を楽しむ山ガールに暴走イノシシが突進!
昨今、OLなどの間でも大ブームになっている登山。そんな山を登る女、通称「山ガール」を脅かす非常事態が兵庫県の六甲山で発生しているという。
9月に入り食料やリュックサックを狙ってイノシシが襲いかかる被害が多発し、約1か月間で12人もの登山者が襲撃されたというのだ。中には襲われた衝撃で斜面に転落するケースも。イノシシは山中腹の展望スポット「風吹岩」付近に出没し、動きの鈍い女子が特に狙われているのだという。だが9月24日、事態は急展開を迎えた。当時の様子を神戸市東灘区の男性職員が話す。
「地元猟友会と事故が多発している付近をパトロール中に、被害を及ぼしているものと特徴(左耳上部が欠けているなど)が合致するイノシシを発見したんです。すると、登山中の女子大生の背後にそ~っと忍び寄るところだったため、その場で捕獲しました」
まさに文字どおり山ガールを直撃しようとしていた迷惑イノシシ。捕獲されたとはいえ彼女たちは今も恐怖に怯えているのでは? 捕獲後に現地で話を聞いてみると。
「六甲山はもともとイノシシをよく目撃する地域なので、(騒動のことは)特になんとも思ってません」(大阪府在住・26歳の女性)
「うり坊やイノシシ一家を見かけたら『ラッキー♪』と思っちゃいます。めちゃめちゃかわいいですよね!」(兵庫県在住・25歳の女性)
と、なんともノー天気なもの。周囲のホテルに話を聞いても、イノシシ騒動の影響を受けることなく女性登山客は日々増加傾向にあるという。イノシシよりも”タフ”な生き物、それが山ガールなのかもしれない。
捕獲されたのは、昨年12月にも同様の被害を出した疑いのある雄のイノシシ(体長約1m)。
捕獲後、県内の研究施設送りとなった
― ここは日本か?[人間VS野生動物]泥沼の市街戦【4】 ―
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