[やらなくて怒られないこと]はやめてOK! 名刺管理、デスク整理etc.
週刊SPA!12/18発売号では「ムダなことをやめる技術」という特集を組んでいる。例えば、名刺の管理にデスクの整理、しょうもないメールへの返信etc. 我々の日々の仕事を圧迫する“雑務”の数々を、仕分けしたいのは山々だが、一体何を基準に「やめる!」ものを決めるべきか。
「簡単なことですよ。“やらなくても怒られない”ことは、全部やめちゃって構わないんです」
アッサリと言い放つのは、『凡人のための仕事プレイ事始め』などの著書で、独自の仕事論を展開している中川淳一郎氏。
「相手があることはきちんとするけど、自分のためには何もしない……これがオレの行動基準です。名刺管理もデスクの整理も、所詮は自分のための作業。これに時間をかけるのは単なる自己満足です。やめることに罪悪感を覚える必要はカケラもありません」
ちなみに、名刺は“箱ごと”持ち歩くのが中川氏のスタイル。
「大勢の人に会うとき、途中で足りなくなると不便でしょ。もらった名刺をそのまま箱に入れておけば“出会った時期”別に保管できるし。といっても、名刺を見直すことなんてまずないので、数年使わなかった名刺は箱ごと捨てます」
ファッションに気を使うのも「もちろんムダ。メディアに出ているオレの写真を見れば、ほぼ100%なのがおわかりかと。ダサいとか不快だとか言われたことは皆無です」
相手のある行動についても「怒られる心配がなければ、一切やらない」と明快だ。
「例えば<友人の結婚式に出席する>などは、面倒くさくてもやめちゃダメ。冷たいヤツという風評が後々までつきまといます。一方<年賀状を出す>とか<急用でもないメールに返信する>なんてのは、しなくても怒る人はほとんどいない。思うに、世の多くの人は“他人の怒りの沸点”を低く見積もりすぎなんじゃないですかね」
とりわけ、若いビジネスマンにその傾向が顕著だと語る中川氏。
「礼儀正しいのは結構なんですが、名刺が切れていたくらいで『誠に申し訳ありません!! 後ほど郵送させていただきます!!』などと、身も世もなく恐縮する。別に名刺をくれなくたって取って食やしませんよ(苦笑)。こういうムダな気遣いこそスッパリやめてラクになるべき。ムダに恐縮するお前を見ているのがオレにとっての時間のムダだよ!と言いたいですね」 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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