与沢翼が世間のバッシングに反論「批判や揶揄なんてどうでもいい」
―[ネオヒルズ族[与沢翼]の正体]―
件の車内広告や派手なメディア露出(https://nikkan-spa.jp/400382)などを通じて、急速に知名度を高めている与沢翼氏。一方で、「怪しげな拝金野郎」「虚業で法外な利益を上げている」といったバッシングの声も大きい。本人は、そうした現状をどう捉えているのか。
――ネットでは、情報商材ビジネス、アフィリエイトビジネスへの不信感や嫌悪感もあってか、与沢さん批判も少なくありません。
与沢:そうですね。ただ、違法なことをしているわけではありませんから。当局に調べられたとしても、どこにもやましいところはない。それに、批判でも何でも、話題にしてもらえるだけで本当にありがたいと思っています。ネットの情報ビジネスでは、バズ(クチコミ)マーケティングが非常に重要。バズらせてナンボです。
――では、テレビでの見せ方も狙ったうえで、ということ?
与沢:おっしゃるとおりです。車内広告も然りですが、あえてイラッとさせることでネットでネタにしてもらえます。とりわけテレビでは露悪的に見せている側面が強いですね。批判や揶揄の声も計算のうち。実際、車内広告やテレビ出演以降、僕のメルマガの登録者数は急増していますね。
――とはいえ、ちょっとはヘコんだりしませんか?
与沢:全然。僕個人の感情としては、批判や揶揄なんて正直どうでもいい。むしろ、2ちゃんやアマゾンのレビューに上がる批判的な声を面白がってるくらい。ちゃんと読んでますから、これからも僕を楽しませてください(笑)。
◆大成するためには汚れることも辞さない
――金遣いに関する批判については、どうお考えでしょう。
与沢:お金は循環させてこそ価値があるもの。節約してすべて貯蓄に回すなんて、お金を牢獄に閉じ込めるような愚行です。それは結局、自分も牢獄で囚われの身になってしまうに等しい。お金に自由を与えてあげることで、お金はさらにお金を連れて帰ってきます。そういう思いから「稼いだカネはすべて使う」という言葉が出てくる。
あと、僕が稼ぐことに注力するのは、お金を持てば、さらに大きなビジネスに着手できるから。僕は単なるお金持ちになりたいわけではなくて、実業家として大成したいんですよ。例えばソフトバンク創業者の孫正義さん、日本マクドナルド創業者の藤田田さんのような、50年先、100年先に名前が残る経営者になりたい。自分の志を貫き通すために、必要ないものはすべて捨てる覚悟、多少汚れることも辞さない覚悟があります。清濁併せ呑むことができるのが、優秀な経営者だと思うので。
――アフィリエイトビジネスのため、望んでもいない販促メールを大量に送りつけてくる“スパマー”だ、という指摘もありますが。
与沢:それは誤解ですね。弊社はオプトインメール(事前に受け取りを許可したユーザーのみに広告メールを送る仕組み)を徹底しています。ただ、中にはスパマーまがいの悪徳アフィリエイターや業者も存在しますので、うさんくさい商売と思われても仕方ない一面があるのも、また理解しています。
弊社は現在、ネットの情報ビジネス界において圧倒的な売り上げを誇るトップランナーです。だからこそ、業界全体の利益になるような取り組みを、先陣を切って進めなければならない。業界のイメージアップを図り、健全な運営に必要なルールや業界基準を提案するなど、やらなけれならないことはいくらでもある。そのために、まずは自社がコンプライアンスやコーポレートガバナンスを徹底することが不可欠。健全な組織の確立は今年前半の急務です。
◆与沢翼をブランドとして確立する
――それにしても、あまりに短期間での成長には目を見張ります。
与沢:僕の信条は“最短最速”。最初からトップギアでレッドゾーンまで回すような仕事の仕方が強みです。さらに、僕らが手がけるような新しいビジネスでは、破っても構わないルールと、絶対に守らなければならないルールを見極め、ギリギリのところを攻めていくような姿勢も必要になる。
まあ、こういうことを言うので、「ダーティ」とネットで揶揄されたり、既得権益層から批判されたりするんですけどね。ルールは往々にしてエスタブリッシュメントに都合よく作られていますから。新しい潮流に対して彼らは批判的になりがち。そういう壁を打ち破っていかなければ。
――戦いですね、いろいろと。
与沢:ええ。まずは「与沢翼」をひとつのブランドして確立しないと。日本人の2人に1人は知っているような男になりたいです。そして32歳までに、我が社を年商100億円の企業グループに成長させるのが目下の野望ですね。
庶民のノイズなど、もはや彼には響かないということか。
【与沢翼】
’82年生まれ。著書は、『スーパーフリーエージェントスタイル 21世紀型ビジネスの成功条件』『秒速で1億円稼ぐ条件』。JR広告ジャックで話題になったのは後者。大ヒット中
取材・文/漆原直行 撮影/渡辺秀之
― ネオヒルズ族[与沢翼]の正体【4】 ―
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