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J×難波章浩 希代のベーシストが一夜限りのセッション

PHOTO:EIJI KIKUCHI

 3月30日、J(LUNA SEA)と難波章浩(Hi-STANDARD、NAMBA69)によるライブイベント<Bass Magazine Presents J × AKIHIRO NAMBA The Power of Low-End>が、新木場STUDIO COASTにて開催された。  ともに1970年生まれで、それぞれLUNA SEA、Hi-STANDARDという一時代を築いたバンドのベーシストであり、ソロとしても精力的に活動するJと難波章浩。だが意外なことに、『ベース・マガジン2012年4月号』での表紙&対談で初対面を果たすまで、面識はなかったという。そこで意気投合し、自然発生的に決まった今回のイベント。ちなみに対談するまでは、お互いに相手のことを年上だと思っていたそうだ。  当日はあいにくの小雨模様だったが、歴史的な“対バン”とあって、会場内はスタート前から期待と興奮が入り混じった空気が流れる。  オープニング・アクトを務めたPOP DISASTERのボーカルTakayukiの「LUNA SEAのパイセンと、Hi-STANDARDのパイセンが一緒にやるって、ヤバくないっすか!?」というMCは、会場の気持ちすべてを表していたのではないだろうか。  まず登場したのは難波章浩(NAMBA69)。スリーピースバンドならではの疾走感とタイトな演奏で「MY WAY」、「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」といった人気曲を次々と繰り出していく。  MCでは、フロアからの「なんちゃん、水!」という呼びかけに、ステージから水を手渡すシーンも。まるで友達同士のようなリラックスしたその姿は、ファンとの距離の近さを感じさせた。  後半も勢いはとどまることを知らず、満を持して放たれたHi-STANDARDの代表曲「STAY GOLD」で、盛り上がりは最高潮に。最後はピースフルなメッセージを込めた「未来へ」で締めくくった。  ついで登場したJは、難波の熱に応えるように、冒頭から「break」「PYROMANIA」「Die for you」とライブ定番曲を立て続けに投下。気合いの入ったパワフルでヘヴィな演奏が、フロアの火に油を注ぐ。  MCでは、「難波君のことは戦友だと思っています」と挨拶。また『ベース・マガジン』のこれまでのインタビューを振りかえり、「俺がずっと言ってきたのはふたつ。『夢は絶対に叶う』ということ。そして、『俺の真似はするな』(笑)」と語った。  そして、先ほどの「STAY GOLD」のお返しと言わんばかりに披露したのが、LUNA SEAの「TONIGHT」。特別な夜にふさわしい、嬉しいサプライズとなった。  アンコールでは、Jと難波によるセックス・ピストルズのシド・ヴィシャスが歌った「MY WAY」のセッションが実現。しかも、お互いのベースを交換するというニクい演出が! Jの赤いベースを難波が、難波の黒いベースをJが持ち、楽しそうにセッションする姿は、まさに「胸熱」な光景だった。  このイベントの模様は、4月19日発売の『ベース・マガジン』5月号にて、詳しくレポートが掲載される予定。  さらにSPACE SHOWER TV「モンスターロック」にて、イベントの模様が2週に分けて放送されることも決定している。  ●1週目 5月21日(火)19:00~オンエア予定 ※リピート放送あり ●2週目 5月28日(火)19:00~オンエア予定 ※リピート放送あり ※<Bass Magazine Presents J × AKIHIRO NAMBA The Power of Low-End>セットリスト
⇒https://nikkan-spa.jp/416736
<取材・文/日刊SPA!取材班>
BASS MAGAZINE (ベース マガジン) 2012年 04月号

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