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映画監督が手掛ける「目の前で演技を楽しめるバー」の魅力

 記者がお店を訪れた日には、俳優の関口アナムさんと水木彩也子さんによる、バーを舞台にした群像劇が行われていた。3月にはほかにも映画『つむぐもの』を手掛けた犬童一利監督のトークショーや、映画『女子高』の山本浩貴監督のトークショーも実施。こういったエンタメにまつわるイベントが1500円/1ドリンクと、お手軽に楽しめるのがこのお店の大きな魅力なのだ。 「たとえば劇を観に行こうとなると、小さな劇場の演目にしても数千円払って数時間観ることになる。面白かったらいいけど、それでツマらなかったらすごく残念だし、仕事終わりや休日に都合を合わせて観に行くこと自体のハードルがけっこう高いと思うんですよ。けど、ここなら1500円でお酒を飲みながら20分くらいの劇を軽い気持ちで楽しめる。そういう場所って、あるようでなかなかないんですよね」  また、こういった場所で演技を披露する機会は、出演する役者にとっても貴重な経験になるという。 「普通の舞台だと、1か月前から準備してようやく本番になったのにセリフが少しだけ、なんてことが普通にあります。だから短い時間でも、20人くらいのお客さんの前で演技をするっていうのは、いい経験になるし、なにより役者さん自身が“燃える”シチュエーションなんですよね。実際に目の前で演技を観ると、思った以上に迫力があるものだし、一回観たらきっと『もっと観てみたい』と思うようになりますよ」  会社帰りにふらっと立ち寄って、映画バナシに耳を傾けるのもよさそうだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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