NBC特番“タイソン起用”に失敗――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第97回
ウォリアー対ブラボーのタイトルマッチは、ウォリアーがプレス・スラムからボディースプラッシュへの必勝パターンでブラボーをフォールしたが、試合後、ブラボーのセコンドのアースクェイク(ジョン・テンタ)が乱入。すでに試合を終えたホーガンがウォリアーの救援にかけつけてヒール軍団と大乱闘シーンを演じた。
5週間後に迫った4・1“レッスルマニア6”トロント・スカイドーム大会のメインイベントは、ホーガン対ウォリアーのWWE世界ヘビー級選手権。
ビンスはこの試合をWWE史の新たな1ページとなるエポックメーキングととらえていたが、ホーガンはベビーフェース対ベビーフェースのタイトルマッチにはあまり乗り気ではなかった。ホーガンとビンスの“蜜月”はすでに最終章にさしかかっていた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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斎藤文彦
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