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“サマースラム”で怪事件の雪崩現象――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第115回

サマースラム91

怪事件の雪崩現象が起きた「サマースラム91」。終わってみれば、観客のハートに 残ったのはブレット・ハート対ミスター・パーフェクトの名勝負だった。(写真は 「サマースラム91」オフィシャル・ポスターのカバーフォトより)

 いまから25年まえの“サマースラム”(1991年8月26日=ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデン)は、WWEの近未来を暗示するような怪事件の数かずが起きたイベントだった。

 この日、ガーデンは2万人超の大観衆を動員し、ライブの興行収益は44万5000ドル、PPV(契約式有料放映)は全米37万5000世帯が視聴した。

 “ザ・マッチ・メイド・イン・ヘブン、ザ・マッチ・メイド・イン・ヘル”(天国と地獄)とサブタイトルがつけられたスーパーイベントの目玉商品は、ハルク・ホーガン&アルティメット・ウォリアー対サージャント・スローター&カーネル・ムスタファ(アイアン・シーク)&ゼネラル・アドナンの湾岸戦争ドラマの最終回、“マッチョマン”ランディ・サベージとエリザベスの結婚式というふたつのアイテムだった。

 試合当日、ウォリアーがビンス・マクマホンにファイトマネーのアップと契約内容の見直しを迫り、「試合には出ない」とダダをこねた。ビンスは後日、弁護士を同席させて改めてミーティングをおこなうことを条件にウォリアーを説得して予定どおり試合に出場させ、それから2日後に契約不履行を理由にウォリアーを解雇した。

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リング上で“筋肉ポージング”

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