小泉純一郎元首相が語った「進次郎への期待」
東日本大震災の“トモダチ作戦”で福島原発事故に巻き込まれ、被曝した米軍兵士のお見舞いのため、5月15~18日に米国サンディエゴを電撃訪問した小泉純一郎元首相。兵士たちとの面会を終えた後に現地で行った会見では、彼らの言葉を思い出して感極まり、思わず涙ぐんだ。
会見を終え、SPA!本誌の単独インタビューに応じた小泉元首相に、後継者である息子の小泉進次郎・衆議院議員についてどう思っているのかを聞いてみた。
――進次郎さんには、今回の訪米について話されたのでしょうか?
小泉 私はできるだけ、息子の仕事に干渉しないことにしているんだ。新しくなった議員会館に行ったことも一度だけしかない。森さん(喜朗元首相)の息子さんが亡くなったときにお見舞いに行ったのが最初で最後。進次郎の部屋にも、一度も行ったことはない。でも、彼は私の講演の内容はネットの動画などでチェックして、よく知っているようだね。
――進次郎さんにも「原発即時ゼロ」や「トモダチ作戦被曝者の支援」で動いてほしいと思っていますか?
小泉 実家に帰ってきたら、話をしてみようかと思っている。しかし、彼はまだ国会議員として新米ですから、立場をわきまえて行動していると思います。今は汗をかく時期。実績を重ねなければ力は発揮できませんから、それなりの年月も必要だと思っています。将来、国民の望むような方向に行動をしてくれればいいなと期待はしていますよ。
週刊SPA!5月31日発売号「独占インタビュー第2弾 小泉純一郎が語る『安倍政権、原発、そして進次郎のこと』」では、オバマ大統領の広島訪問、安倍晋三首相について、そして自身が首相時代に原発を推進してきたことへの「反省」などを語っている。
【小泉純一郎氏】
1942年生まれ。厚生大臣、郵政大臣などを歴任、2001年に首相に就任。2009年の衆院選で二男の小泉進次郎氏を後継指名し政界を引退した。現在はシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長を務め、2011年の福島原発事故以降は「原発ゼロ社会の実現」を掲げて全国で講演を行う
取材・文/横田 一 北村土龍
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『黙って寝てはいられない』 日本は「原発即時ゼロ」で発展する! ![]() |
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