水素水、EM菌…批判されても生き残る「疑似科学」のナゼ
そんなEM菌以上に、つい信じてしまいがちなのが、健康効果を謳った“モノ系”疑似科学だという。斉藤秀雄さん(仮名・40歳)は某プロ野球監督が身に着けている“磁気ネックレス”の愛用者だ。
「前から肩や首のコリがひどくて、今でもゴルフや運動の後、全身にコリが出ちゃうけど、これを着けると痛みとかダルさが全然違う」
だが、五本木クリニック院長の桑満おさむ氏はこう断言する。
「磁気の効果は科学的な根拠が十分とはいえません。多少はコリをほぐすかもしれませんが、あくまでプロの選手が自分のモチベーションを維持するために使うもの。ゲン担ぎ程度のものでしょう」
『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』 進化生物学の視点から人間心理の本質に迫る。 |
『ニセ科学を見抜くセンス』 EM、マイナスイオン、食品添加物…世間に氾濫する「効果」「安全」「危険」の真実とは。 |
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