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極端な「マクロビ(菜食主義)」にハマるのは危険。将来、寝たきりになる可能性も

 ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。

動物性タンパク質不足で将来は寝たきりに

極端な「マクロビ(菜食主義)」にハマるのは危険。動物性タンパク質不足で将来は寝たきりに… マクロビオティックの語源は古代ギリシャ語の「マクロビオス」(偉大な生命)だが、考案者は何と日本人。「玄米菜食主義」を意味し、ハリウッドスターの実践者が増えたことから世界的に広まった健康法だ。一見すると体によい感じがするのだが、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏いわく「残念ながら医学的根拠はまったくなし。肥満気味の人が減量目的で一定期間実践すると多少よいかもしれないが、間違っても成長期の子供に強要してはダメ。発達障害などを生じるケースも起こっているのです」という。  また池谷医院院長の池谷敏郎氏は、極端なマクロビにハマり、肉や魚を食べない菜食主義を実践している患者を何人も診察してきたが、皮膚の状態が悪く、老け込んで覇気のない人ばかりだったと言う。 「アジア人と欧米人の腸内環境は異なるので、北半球の人は北半球のものを、南半球の人は南半球のものを食べるべきという、いわゆる地消地産的なマクロビオティックの考え方には一理あります。ただ、それと極端な菜食主義とはまったく別物。動物性タンパク質が不足すると、筋肉や抵抗力が不足して、血管が脆くなる、老後の寝たきりの原因になるなど、さまざまな健康被害が考えられます」 ★医学的根拠はなし。子供は発達障害、大人は将来寝たきりに 【池谷敏郎氏】 医学博士。池谷医院院長。東京医科大学医学部卒。同大学客員講師、総合内科専門医、循環器専門医。著書に『老けない血管になる腸内フローラの育て方』(青春出版社)、『ダイエットの新習慣』(朝日出版社)他 【大竹真一郎氏】 消化器内科医。おおたけ消化器内科クリニック院長。神戸大学医学部卒。総合内科、消化器病専門医。著書に『本当は怖い!健康診断&人間ドック』(主婦の友社)、『腸の「吸収と排出」が健康の10割』(ワニブックス)ほか ― 間違いだらけの“意識高い系”健康法 ―
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