若い女性に流行の短期間断食「ファスティング」の危険性
―[[疑似科学]にハマる人の特徴]―
昨今、酵素ドリンクや特定の食品のみを摂取し、短期間の断食を行うファスティングが若い女性を中心に流行中だ。ファスティング自体は単なる絶食で疑似科学とは言い切れない。だが、問題は“酵素ドリンク”にある。モデルの安浦真奈さん(仮名・27歳)も撮影のたびに実践し、酵素ドリンクを飲んでいるという。
「周囲に愛好者も多く軽い気持ちで始めました。主に酵素ドリンクや玄米のみの食事を1週間続けるのですが、最大で15キログラム落としたこともあります。ドリンクを飲んだ後はすぐお腹が痛くなるのですが、宿便が排泄され、腸内環境が整備されるので肌の調子がいいんです」
いい結果に見えるが、五本木クリニック院長の桑満おさむ氏は危険性があると指摘。
「そもそも酵素ドリンクや玄米などで十分な栄養が取れるはずもなく、長期間続けた人の体は栄養失調状態になります。その結果、きちんとした食事でも栄養が十分に吸収されずリバウンドしてしまう。排便も酵素ではなく食事のボリュームに対し、水分が多いことで引き起こした下痢の場合がほとんど。当然、体にも悪影響があります」
この見解をそのまま安浦さんにぶつけてみると、予想外の回答が。
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