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ココナッツオイルにダイエット効果はない!?【勘違いしている健康法】

 ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。

糖質制限時以外の摂取はただの脂肪と化す

間違いだらけの“意識高い系”健康法「ココナッツオイル」 海外セレブから火がつき、日本では加齢制御医学の第一人者・順天堂大学の白澤卓二教授らにより「ダイエットに効果的」として広まったのがココナッツオイル。いまやコンビニにも陳列されるほどポピュラーな「健康食品」となっているが、ほとんどの人はその効果と使用法を勘違いしていると池谷敏郎医師は言う。 「ココナッツオイルは吸収と代謝が早く、体内に蓄積されにくい上にエネルギーになりやすいという特性を持っています。そのため、糖尿病など特に厳しい糖質制限をしている人にとってはエネルギー不足を補ってくれる強い味方となるし、ダイエット効果も期待できるでしょう。ただし、肉類や白米、麺類やスイーツなどの糖質をしっかり摂っている人が日々の食事にココナッツオイルをプラスすると、さらに余分なカロリーを摂取することになってしまいます」  大竹真一郎医師も同意見だ。 「私たちが糖質を主食とするのは、非常に効率よくエネルギーに転換できるから。しかし糖質制限をすると、糖以外のものをエネルギーにしなくてはならない。その代用品として、素早くエネルギーになりやすいココナッツオイルがよいという話なんです。糖質を普通に摂取しながらココナッツオイルをガブ飲みしても健康促進にはならないし、ましてや炭水化物であるパンに塗って食べるなんて頭が悪すぎますよ」
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