「ラーメン餃子セットvs大盛りチャーハン」不健康なのはどっち?
書店に並ぶ健康法をテーマにした本は、しばしばベストセラーになる。だが、巷にあふれる健康法は、サラリーマンが実践するのは難しい。食事の予算はあるし、仕事は多忙を極める……そんなサラリーマンのために今日から絶対に実践したい“マシ”な習慣を紹介する。
「どっちも不健康に決まっています!『どうせ健康的な食生活なんてムリ』なんて言い訳しないで、ちゃんと野菜を食べて下さい。同じラーメンでも野菜をトッピングするなど、一番大事なのは工夫です」と開口一番、栄養士の浅野まみこ氏にお叱りを受けた取材班。
糖質制限は今やダイエットの基本中の基本。正直、返す言葉もない……。
だが、ランチで素早く空腹を満たしたい多くのサラリーマンが、中華屋で頼みやすいのは、この2択ではないだろうか。果たしてより不健康なのはどちらなのか?
浅野氏が特に着目したのはラーメンと餃子は2皿、大盛りチャーハンは1皿という、皿数の差だ。
「大盛りチャーハンは、同じお皿にのった同じ味のものをひたすらスプーンやレンゲでかき込み続けることになります。食感も味も手の動きも変わらないと早食いになりやすく、より不健康と言えます。ラーメン餃子セットは同じくらいたくさん量を食べることになりますが、餃子をタレにつけたり、箸の動きが出て、食感や味の変化で満足度も上がります」
同様に、管理栄養士の大柳珠美氏も「チャーハンはほとんど米粒のみ。タンパク質や食物繊維などを摂取しようにも糖質と脂質オンリーで逃げ場がありません。その点、ラーメンはほうれん草やメンマ、もやしなど具がトッピングできたらベストでしょう」と、大盛りチャーハンのリスクを指摘した。
餃子で肉や野菜を摂取できることに加え、トッピングもしやすいラーメン餃子セットと比べると、工夫が一切利かない単品大盛りチャーハンは避けたほうが無難だ。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉
※週刊SPA!4月3日号「不健康なのはどっち?」より
ラーメン餃子セットVS大盛りチャーハン
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