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「40代でガン」をサバイバルする5か条

 日本人の2人に1人はかかると言われているガン。“不治の病”というイメージはいまだに根強いが、「ガンと診断されてからも働き続けることは可能」という事実もある。治療技術が進歩している分、昔ながらの常識に促われたままでは見失うことも多い。現代のリアルなガンとの付き合い方を考えてみたい。

とにかく会社を辞めないこと!

とにかく会社をやめない いざ、自分がガンになってしまったときの心得とは? 「治療を受けながら仕事を続けるのは可能だということを十分に認識して、簡単に会社を辞めてしまわないことです。厚生労働省の調査によると、なんらかの事情で正社員を辞めた人のほぼ4割が、再就職後は非正規雇用に。私が取材してきた中でも、退職してガンを治したまでは良かったけれど、その後、経済状態が悪化してメンタル的にやられてしまった人がいました」(ジャーナリストの松沢直樹氏。以下同)  「治療に専念したほうがいい」などと会社から説得にかかられた場合はどうすれば……? 「何事も、口頭で相談するとうやむやにされがち。まずは『退職ではなく休職扱いにしてほしい』という旨を、医師の意見書などを添えて文書で提出しましょう。会社の態度が冷淡なときは『自分としては仕事を続けたいのですが、使い物にならないと判断したらクビにしてください』と啖呵を切るのも手ですね。基本的に、健康上の理由で社員を辞めさせることはできませんから、『だったら時短勤務で様子を見てみよう』となるはず。最悪、退職することになっても『会社都合』ということになれば、直後から失業保険がもらえるのは大きい。自分から辞めてしまうと、失業保険がもらえるのは3か月後。一番お金がかかる時期の収入がゼロになってしまいます」
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生活保護に頼るという選択肢も
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