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ホーガンの“引退ドラマ”にウォリアー出現――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第125回

WWEオフィシャル・プログラム

“レッスルマニア8”のラストシーンに、7カ月前にWWEを解雇されたはずのアル ティメット・ウォリアーが出現。ビンス・マクマホンはやはりビッグ・サプライズを 用意していた。(写真はWWEオフィシャル・プログラム表紙より)

 ビンス・マクマホンはハルク・ホーガンに引退を求めたが、ハルク・ホーガンは引退ではなくて“引退ドラマ”を演じた。歴史の証人になるはずだった6万2167人の大観衆は、最終回のない大河ドラマのワンシーンを目撃した。

 “レッスルマニア8”(1992年4月5日=インディアナ州インディアナポリス、フージャー・ドーム)のメインイベントは、ハルク・ホーガン対セッド・ジャスティスのノンタイトルのシングルマッチだった。PPV放映の実況アナウンサーのビンスは「これがホーガンのラストマッチ?」というフレーズを連呼した。

 観客はホーガンの入場をスタンディング・オベーションで出迎えた。スタジアムの長い花道に設置された移動式ステディカムの映像は、スタンド席に向かって静かにほほ笑みながら歩くホーガンの顔をアップで映し出していた。

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“ホーガン物語”の名場面集

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