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学童保育の非常勤職員、正職員と同じ仕事をしているのに年収は3分の1。格差に怒りの声

 世にブラック企業が蔓延するなか、「安定・安心」と思われていた公務員の職場もブラック化が進行しているという。現場で働く人々を直撃、その非人間的な労働環境の実態をリポートした!

同じ仕事をしているのになぜか年収は3分の1!?


本庁の正職員と同じ仕事する非正規公務員。賃金格差に怒りの声 東京都多摩市の伊藤和巳さんは、市の学童保育の非常勤指導員だった。子供が好きで’00年に求職したが、正職員採用枠がなく、仕方なく「正職員の補助」の非常勤職員として入職した。契約は1年(毎年更新)。初任給は税込み約20万円。

「同期の本庁の正職員が、6月にボーナスを何十万円ともらいます。僕たち非正規はゼロ。退職金も残業代も手当の類はゼロ。土日出勤の加算も、賃上げも10年ありません。それで年収は正規職員の3分の1程度。それなのに仕事は補助業務などではなく、保護者会への参加、連絡帳の記入、入所希望者との面談など、正職員とまったく同じ。待遇だけが違うんです」

 伊藤さんは賃金について市に質問したことがある。

「同じ仕事をしているのに、なぜこんなにも賃金が違うのですか?」

 回答はこうだった。「正規職員はハンコを押しますから」。

 公式文書に押印をする正規職員が最終責任を負うということだ。

「それだけで賃金3倍の格差は大きすぎる」(伊藤さん)

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ほとんどの学童保育施設では、格差を感じにくい

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