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乾麺の蕎麦を劇的に旨く食べる方法は茹で方にあった

 美味しく食べるためには、まず冷水を用意します。できれば氷水がいいでしょう。麺が茹で上がったら、鍋の茹で汁は捨てずにそのままにして箸などを使って麺だけザルにあげて、そのまま氷水に入れてザルに軽く押しつけるようにして麺のぬめりを洗います。水道の水などでしっかりと最後は洗い流したら、ザルに入れてしっかりと水を切ります。この水切りをしっかりやらないと、麺が水を吸って早く伸びてしまう原因となります。また、水を勢いよく切ることで麺がシャキッとする効果もあります。  ざる蕎麦の場合はそのままザルに盛り付けますが、かけそばの場合は捨てずに取っておいた茹で汁に一旦入れて温め、再度ザルに入れてしっかりと湯切りをして、丼に入れてつゆを入れれば完成です。  冷水で洗うことでぬめり、臭みが取れるだけでなく、麺がシャキッと締まり歯応えと喉ごしがよくなるわけです。氷水がない場合は今の時期、水道水でも十分に冷たいので、流水でしっかり洗えばいいでしょう。  ほかにもネット上では乾麺を常温の水に5分ほど浸してからゆでるなどのワザが書かれていますが、こちらも効果アリ。発想としては、乾麺も元々は生麺。その生麺の状態に戻すということわけです。

最低限、袋に記載された作り方を守る!

 以前、某食品メーカーの広報に取材した際、こんなことを耳にしました。 「生麺タイプにしても乾麺タイプにしても、作り方や分量をしっかり守って作られる方は意外と少ないんです。袋に記載されている作り方と分量を守るだけで、これまでよりも美味しく感じられるはずですよ」  記者もそうなのだが、カップラーメンなども“おおよそ3分”だったり、“熱湯だろう”と思うお湯を注いだり、適当に作ってしまうこともしばしば。用量用法を守るだけでも、グンと美味しくなるのであります。  今回紹介した作り方は蕎麦だけではなく、うどんやラーメンにも応用可能です。美味しい蕎麦で年越しを迎えられたら、新年もまた違った気持ちで迎えられるかもしれませんね。 <取材・文/SPA!麺好き編集者>
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