家飲みでも最高の一杯を味わう“ビール飯”。料理が苦手な人でも作れるレシピ
新型コロナウイルスの感染拡大で外食の機会が減り、自宅で料理をすることが増えている。
そうした世情にも後押しされてか、一般男性「とっくん」のビールにあう料理動画がインターネットで注目を集めた。7月には「手っ取り早くウマい酒が飲みたい!! ビールめし」が発売され話題になっている。
同書籍で紹介される料理は「誰でも食べたことがあるもの」がほとんど。しかし、メジャーな料理でも、意識的に料理をする人でないと、どうやって作られているかわからないものも意外と多い。たとえば「エビチリ」もそのひとつで、チリソースのレシピを知らない人も多いのではないだろうか。これが家でできるとなれば、家飲みの幅も広がることは間違いない。
1.水をはったボウルにエビ(15尾)を入れ、片栗粉(適量)と塩(少々)を振り入れてよく洗う。
2.フライパンにごま油を熱し、三等分にしたワンタンの皮を入れ、火が通ったら取り出す。
3.そのフライパンでみじん切りにした長ネギ(1/2本)とすりおろし生姜(大さじ1)を炒める。
4.3にエビを加えさらにチリソースの元となる、酒(1/2カップ)、豆板醤(大さじ1/2)、ケチャップ(大さじ3)、鶏ガラスープの素(大さじ1)を加えてさらに炒める。
5.エビの色が変わってきたらハチミツ(大さじ1/2)を加えて煮込んでいく。
6.器に盛って、ワンタンの皮を添えてドライパセリをふりかけたら完成。
とっくん曰く「ウマすぎてウマになったわ」とのこと。大人数で中華料理屋にいくと、エビチリなどは大皿で出てくるが、取り分けてみると一人分はわずかな量しかない。たくさん食べたい筆者からすると「病気の小鳥がたべるくらいの量しかないじゃん」となるが、自宅なら夢のエビチリ独り占めをしながらビールがすすむ。
世の中に「簡単レシピ」と謳われるものは多いが、台所に立つ習慣のない人にしてみればどれも歴然とした料理でありハードルが高い。そんな人でも挑戦できそうなのが「鶏むね肉のチャーシュー」だ。
1.皮をはいだ鶏むね肉(2枚)の全体をフォークで刺し、耐熱性のジッパー付き袋に入れる。
2.その袋に水とポン酢(ともに1/2カップ)を加える。
3.湯をはった炊飯器に、その袋を入れて保温機能で1時間温める。
以上である。取り出したら薄く切って、お好みでゆずこしょうを添えるのもいい。もはや料理と呼んでいいのかと思える簡単さ。このレシピで失敗するとしたら、炊飯器の保温ボタン押し忘れくらいだろうか。そんなマンガ級のおっちょこちょいでない限り、サイコーの鶏チャーシューにたどり着ける。
しかも、炊飯器に直接入れるわけではないので、炊飯器も汚れない。酔った後の洗い物は苦行だと感じている筆者にとって、洗い物が減るのもありがたい。
チリソースの作り方、知ってる?
料理のバリアフリー「鶏むね肉のチャーシュー」
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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