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NHK大河『おんな城主 直虎』が期待できる理由 『真田丸』とも重なる3つのキーワードとは?

キーワード3「家康」

 前作「真田丸」と本作で共通して登場する唯一の戦国三傑は、徳川家康一人です。
徳川家康

徳川家康像

 前作の家康は、まさに大大名から天下人、大御所として主人公に立ちふさがるまでのレベルアップ街道後半戦でした。武田遺領争奪レースである「天正壬午の乱」において最大の受益者となり、天下を掌握しつつあった豊臣秀吉が一目を置くほどの実力者となり、そこからしたたかに関ヶ原で勝利、大坂の陣では分厚く高い壁となって立ちふさがりました。  彼の言動の端々から苦労人としての横顔もちらちらと見えましたが、その中身に迫るのが今年です。  まだ若く、幼い頃から辛酸をなめつくした苦労人(竹千代時代)としての家康像。前作が強大な宿敵であれば、本作の家康は井伊一族を守り抜く優しく力強い大樹です。家康の存在は二作をつなぎ、かつ乱れた「中世」と戦が収まった「近世」を切り替える鍵です。  昨年と今年と、二作の大河をじっくりと味わうことで、さらに時代や歴史への愛着は深まることでしょう。 ◆ ◆ ◆  来年は期待薄、再来年はオリンピックテーマで変則的ということで、実質的に昨年と今年が2010年大河の集大成になるかと思います。今年の大河ドラマは完璧である必要はありません。世界で最高の日本史をテーマにしたドラマを作ることができるのは、日本の大河チームです。海外に出して評価されることを目指しつつ、2010年代の歴史ドラマとして、今年も最善と尽くしていただけばと思います。 ※「BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)」では、さらに詳しく解説したこの記事の完全版が読めます <コンテンツ提供/BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)> 文/武者震之助 日本で初めて歴史をテーマにしたポータルニュースサイト武将ジャパンにて、大河ドラマや朝ドラなどの感想レビューを連載中。 BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) 日本で初めて歴史をテーマにしたポータルニュースサイト。今回の記事の他、以下のような記事を掲載。 ●『真田丸』感想レビュー第50回(最終回)「◯◯」 そして船は次へ向かって港を発つ ●完全版【井伊直虎の生涯まとめ】大河ドラマ『おんな城主 直虎』を史実からスッキリ解説!
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