TAKAみちのくがWWE世界ライトヘビー級王者!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第275回(1997年編)
TAKAみちのくが“新設”WWE世界ライトヘビー級王座を獲得したのはいまから20年まえのことだ。
1997年の最後のPPV、12.7“イン・ユア・ハウス/D-ジェネレーションX”(マサチューセッツ州スプリングフィールド)のオープニング・マッチにラインナップされた“WWE世界ライトヘビー級王座決定トーナメント決勝戦”でTAKAがブライアン・クリストファーを下し初代チャンピオンの座に輝いた。
第1試合というポジションにもかかわらず、試合終了後と同時にパット・パターソンWWE副社長、ジェリー・ブリスコ、トニー・ガレアら首脳陣とエージェントがリングに上がりTAKAを祝福。新しいスーパースター誕生のシーンがPPVで全米にオンエアされた。
アメリカのメジャー団体での“世界王座”の奪取は、1978年(昭和53年)1月に藤波辰爾がニューヨーク・ニューヨークでカルロス・ホセ・エストラーダを破りWWWFジュニアヘビー級王座(当時)を獲得した“MSG伝説”に次ぐ快挙といっていい。
この日、WWEは日本とアメリカのプレス・カメラマンと記者たちをドレッシングルームに招き入れ、英語と日本語の2カ国語でのインタビュー・シーンを収録。マスコミ、とくに日本の活字メディアに対してひじょうにオープンなスタンスを示した。
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