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DX生誕―WWEのあしたはどっちだ!?――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第274回(1997年編)

PPV“イン・ユア・ハウス/D-ジェネレーションX”オフィシャル・ポスター

ブレット・ハートが去ったWWEのリングで月曜夜の連続ドラマ“ロウ”の主役の座をゲットしたのはショーン・マイケルズ派閥DXだった(写真はPPV“イン・ユア・ハウス/D-ジェネレーションX”オフィシャル・ポスターより)

 WWEの大長編ドラマは“モントリオール事件”以前と“モントリオール事件”以後にきっちりと分類することができる。

 WWE対WCWの“月曜TVウォーズ”の最終章は1997年11月9日からはじまっていた。“ヒットマン”ブレット・ハートの退団―WCW移籍で大きく揺れ動いたWWEの新しい主役の座は、11.9“サバイバー・シリーズ”でWWE世界ヘビー級王座を奪回したばかりの“ハートブイレイク・キッド”ショーン・マイケルズとその仲間たち、ディジェネレーションX(DX)にバトンタッチされた。

 ユニット結成当時のDXのメンバーはショーン、ハンター・ハースト・ヘルムスリー(トリプルH))。“女ボディーガード”チャイナ、リック・ルードの4人。チームリーダーのショーンが頭のなかに描いていたDXのイメージは、WCWの“超ヒット商品”nWoのテイストだった。

 ショーンとトリプルHがリング上でみせる他人を小馬鹿にしたような表情とおちょくりパフォーマンスの数かずは、かつての仲間であるクリックKliqウルフパック(ケビン・ナッシュ&スコット・ホール&ショーン・ウォルトマン)の存在を意識したものになっていた。

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月曜夜の“ロウ・イズ・ウォー”のキーパーソンズは…

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