タフエスト・サナバビッチは“P音”にあらず――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第282回(1998年編)

毎週月曜夜の連続ドラマ“ロウ”の初期設定は、ビンス・マクマホンWWEオーナーとストーンコールドが“犬猿の仲”であることだった(写真はWWEオフィシャル・マガジン増刊「オースチン3:16」表紙より)
1995年9月からスタートしたWWEとWCWの2大メジャー団体による“月曜TVウォーズ”は、1996年7月からはじまったnWo路線でWCWに流れが傾き、その後、1年以上にわたりWCWの攻勢がつづいた。
1997年11月の“モントリオール事件”でブレット・ハートがWWEを退団―WCWへ電撃移籍。それまでWWEの主流派とカテゴライズされてきたブレットも結果的にWCWに引き抜かれた。
ストーンコールドとビンスの因縁ドラマは、どちらかといえば“ひょうたんから駒”のような感じでそのストーリーが動きはじめた。ストーンコールドは1997年8月の“サマースラム”でのオーエン・ハートとの一戦で首を負傷(ケイ椎損傷)。リング復帰をめぐるやりとりのなかでストーンコールドとビンスが衝突をくり返すようになった。
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