ドイツでもっとも売れてるSUVが日本に上陸 不正は忘れたから早くディーゼルモデルがほしい!
2016年に、もっとも売れた輸入車ブランドは何かわかるだろうか? 日本自動車輸入組合(JAIA)の発表によれば、2016年にもっとも売れた輸入車のブランドはメルセデス・ベンツ。メルセデスは2年連続の1位で、6年ぶりの2位がBMW、VW(フォルクス・ワーゲン)は22年ぶりに3位に後退してしまった(涙)。
2016年は、日本国内全体で2015年比3.4%増の29万5114台販売された輸入車。2年ぶりに前年実績を上回ったそうだ。昨年、台数を伸ばしたブランドに共通しているのは、ディーゼルエンジンを搭載したモデルやSUVの新型モデルを相次いで発売したこと。排ガス不正問題の影響もあって、そういった車種を投入できなかったのだから、VWの3位陥落は仕方がないだろう(再涙)。
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この新型ティグアンは、ゴルフやパサートなどで採用されているVWの生産モジュール「MQB」をSUVシリーズとして初めて採用したモデル。サイズは全長4500mm×全幅1840~1860mm×全高1675mmで車両重量は1540kg。気筒休止システム「ACT」、アイドリングストップ機能、ブレーキエネルギー回生システムを備えたブルーモーションテクノロジー付き、150馬力の1.4リッターTSIエンジン(ガソリン)に6速DSGを採用し、JC08モード燃費でリッター16.3km走る。
都内で試乗してみたところ、特別加速がいいというわけではないが、SUVの大きなボディに1.4リッターのガソリンエンジンでも特に不満を感じることはなかった。もちろん首都高などの合流もスムーズ。狭い路地に入りこまなければ交通量が多い都内でも、ボディの見切りがいいので運転していてストレスはない。
試乗したのは、18インチのタイヤを履く「ハイライン」だったが、そこそこのスピードで段差を乗り越えたときの突き上げも気にならず、曲がる際のロール感もほど良い感じ。車高が高めのクルマにありがちなコーナーの不安感もない。とても優等生なクルマです(海外で不正はしましたが)。
そんなVWが満を持して投入してきたのが、8年ぶりにモデルチェンジした2代目となる新型ティグアン。ティグアンは2008年に初代がデビューして以来、全世界で280万台以上売れているVWの人気SUVだ。
初代よりも全長70mm、全幅30~50mm大きくなったが、全高が35mm低くなった新型ティグアン。フロント周りをはじめ直線を基調とした外観は、かなりカッコよくなった。ひと昔前のVWは、アウディと比べると外観も内装もワンランク下感が漂っていた気がするが、最近のVW車の上級グレードは、アウディと比べてもそん色ない。そもそも最近のアウディはかっこよすぎて、ちょっと気取っている感じがして、イナカッペの自分にはちょっと気恥ずかしいと思う人にも、ちょうどいい上質感だ(イナカッペの自分がそうなので)。
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