トヨタC-HRはアメリカのイナカッペに買ってもらわにゃならないクルマ
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
豊田章男社長がアメリカへ100億ドルを投資し雇用を守ると約束したのに、メキシコ新工場計画を撤回したフォードやアメリカでの設備投資を上乗せしたフィアット・クライスラーのことはツイッターで称賛しても、トヨタのことは称賛しないトランプ大統領。日本はアメ車に関税かけてないのに……。そんな逆風に立ち向かいます!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
プリウスが海外で売れてない! 海外と言ってもほとんどアメリカだけど。もともとプリウスの販売は、日本5割アメリカ4割残り1割という感じだったので。
日本では売れ行き絶好調で、昨年は弟分のアクアを逆転して販売台数首位に返り咲いたプリウスだが、アメリカでは前年比で2割以上販売を落としている。今やプリウスの販売比率は、日本6割アメリカ3割その他1割になってしまった。多くの日本人が、プリウスを「日本のモノ作りを代表するグローバル商品」と思い込んでいるが、そろそろガラパゴス商品ですかね? 無念……。
アメリカでの販売減速の最大の要因は、原油安によるガソリン価格の下落だが、複雑すぎるデザインもかなり不評のようだ。
私に言わせればですね、日本人もデザイン音痴だけどアメリカ人はそれに輪をかけて重症で、とにかくダサくて大味な造形が大好き! 先進的すぎるデザインは嫌われる。
プリウスのデザインがいいか悪いかは議論の分かれるところで、ヘッドライトの造形なんかあまりにも複雑。美しいかと言われればそうとは言えないが、後ろ姿はとても未来的だし、以前のモデルより重心が低く見えてカッコいい。あれを受け付けない人は、新しいものがダメなイナカッペだと私は考えております!
と言っても、私も洗面器みたいなセンターコンソールには降参。オレもイナカッペだからかな……。
それでもやっぱり、アメリカのイナカッペに買ってもらわにゃならないクルマなので、まもなく登場するプラグインモデル(PHV)は、かなりとっつきやすい顔付きになる。これならイナカッペな人たちも安心です。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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