『損する結婚 儲かる結婚』の著者が明言「モテない男のための救済政策だった結婚制度は崩壊しつつある」
2015年の国勢調査で、50歳まで一度も結婚をしたことがない「生涯未婚率」が男性で23.37%、女性で14.06%だったことがわかった。前回の2010年と比べて男女とも3ポイントほど上昇し、過去最高を更新した。男性の生涯未婚率は今後さらに上昇することが確実となっており、男性の多くが結婚できない時代となったわけだが、外資系金融を経て作家に転身した藤沢数希氏は、自身の著書『損する結婚 儲かる離婚』のなかで、「金銭を介さない自由恋愛で女性と性交渉できている男性は上位3割程度しかいないのではないか」と指摘する。
「最近は草食化などと言われています。いくつかの調査から推計すると、20代男性では7割程度は女性と恋愛で性交渉をもったことがないと言われています。一方で、女性の7割程度は自由な恋愛をしています。このことから考えられるのは、上位の男性に多くの女性が集まっているということです。つまり、現代の自由な恋愛市場は、穏やかな“一夫多妻制”となっているのです。実は、結婚制度はこうした恋愛格差を緩和するための制度だったのです」(藤沢数希氏)
一結婚制度では、いったい誰が得をして、誰が損をしているのか?
「恋愛市場では1人の男性が複数の女性と付き合うことができます。しかし、結婚市場では1人の男性は1人の女性としか結婚できません。仮に男100人、女100人の村があったとして、それぞれの魅力を経済力やルックスなどから、1位から100位まで順番が付けられたとします。自由な恋愛市場では、1位~10位ぐらいの男性が女性の上位3割くらいを独占し、男の11位~30位ぐらいが女性のその下の3~4割くらいと付き合い、男の下の7割は誰とも付き合えません」(藤沢氏)
一方で結婚市場は、1位の男性と1位の女性、2位の男性と2位の女性……と付き合い、結婚する傾向があるといえる。
「つまり結婚制度が守られれば、上位の男性による女性の独占が起こらないので、モテない下位男性にも広く女性が分配されるわけで、いわば男性の下位6~7割のための法制度なのです。自由な恋愛市場では苦戦する男性が過半数を超えるので、民主主義を採用しているすべての先進国では一夫一妻制を強制する結婚制度が支持されるのも、なんら不思議ではありません。
また、本来ならもっと取り分があったはずの上位男性も、少なくとも上位の女性1人を手に入れることができるため、そこまで不満は生まれません。
こうして為政者たちは民衆の不満を最小化し、暴動のリスクを減らすために、一夫一妻制こそ道徳的に正しいということにしたのでしょう」(藤沢氏)
しかし現在は男性の生涯未婚率が上昇し、一夫一妻の結婚制度では救済できない男性が増えている。なぜ結婚制度が揺らいでいるのか。
「簡単にいえば、女性も働くようになり、特に20代では男女の賃金格差がなくなったからです。昔のように経済的な理由で女性は結婚しなくてもよくなりました。その結果、結婚市場が徐々に崩壊していったのです」(藤沢氏)
それでは、非モテ男性はどうすればいいのだろうか?
「その非モテ男性たちに目をつけたのが、性をバラ売りする女性たちです。昨今、“パパ活”や“プチ愛人”をしている女性が増えているのは、このような背景があるためでしょう。年収が低いとはいっても、一人暮らしでデートする相手もいない男性なら、月に1回散財するくらいの余裕はありますから。ある意味で1人の女性を複数の男性でシェアしているわけで、これは一種の多夫一妻ではないでしょうか」(藤沢氏)
現代の日本では、モテ男性は一夫多妻、非モテ男性は逆に多夫一妻に移行しつつあるようだ。恐るべき社会の変化である。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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一結婚制度では、いったい誰が得をして、誰が損をしているのか?
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一方で結婚市場は、1位の男性と1位の女性、2位の男性と2位の女性……と付き合い、結婚する傾向があるといえる。
「つまり結婚制度が守られれば、上位の男性による女性の独占が起こらないので、モテない下位男性にも広く女性が分配されるわけで、いわば男性の下位6~7割のための法制度なのです。自由な恋愛市場では苦戦する男性が過半数を超えるので、民主主義を採用しているすべての先進国では一夫一妻制を強制する結婚制度が支持されるのも、なんら不思議ではありません。
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こうして為政者たちは民衆の不満を最小化し、暴動のリスクを減らすために、一夫一妻制こそ道徳的に正しいということにしたのでしょう」(藤沢氏)
しかし現在は男性の生涯未婚率が上昇し、一夫一妻の結婚制度では救済できない男性が増えている。なぜ結婚制度が揺らいでいるのか。
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『損する結婚 儲かる離婚』 結婚の「損得勘定」 知らなかったら地獄を見ます
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