モテる中年男への道――がっつかない姿勢が女子をひきつける!?
いつしか「かっこいい」「やさしい」「おもしろい」と言われることもなくなり、若い頃のようにモテなくなったと気づく40代。しかし、カワイイ路線に転向することで、中年にもまさかの“モテの返り咲き”が可能だという。そのカラクリと戦略を徹底解明してみた!
本来、煙たがられるはずの「下ネタ」や「恋愛トーク」を女性にとって嫌みなく加工することで、距離を縮めて口説き落とすのがロマンスおじさん。「恋愛遍歴が面白すぎて、つい終電を逃してしまい、ムラムラして途中までしちゃった」(23歳・通信)という声もあるが、その理由をマーケティングライターの牛窪恵氏はこう分析する。
「男性の恋愛観や下ネタは女子会で盛り上がる話題で、実は女性も興味津々。『キスのときは目を開けていたい』といった愛らしい一面を知ると、『お笑い芸人は面白い人』と同じ理論で、その中年男は“カワイイおじさん”認定です」
「伝え方で女性の警戒心は解ける」と、ブロガーのぱぷりこ氏が言うように「自民党の中川議員みたいに彼女の裸の写真ってどう」や「映画の『昼顔』みたいな不倫したい」など、時事・芸能ネタを絡めた話題に変換すれば女性のガードは下がる。
恋愛に興味のない中年男なら、「深追いしてこないから楽ちん。ワンナイトの相手に最高」(25歳・銀行)と、それだけでロマンスおじさん候補に。「バツイチや女遊びに一段落した中年男は、恋愛の優先順位が低い。だから合コンでも前半盛り上げたら、後半には帰宅することも。でも、そのがっつかない姿勢が大人の余裕に繋がる。そこに、女性は愛しさを覚えるんです」(脚本家の舘そらみ氏)
一方、「信頼関係があれば勝負できる」と話すのは心理カウンセラーの五百田達成氏だ。
「周囲にいるのが草食系男子ばかりの若い女性からすれば、本能に忠実で下ネタや恋愛トークを繰り広げる中年男性は新鮮。新種の生物のようにかわいらしく見える。ただ最初からその調子では相手も引くので、まずはオスの部分は隠し、信頼関係を築くのが先決です」
引かれることなく下ネタを使いこなせたら、“優勝”は近い。
【牛窪 恵氏】
世代・トレンド評論家。マーケティング会社インフィニティ代表。著書に『男損の時代 熟メンが人生をソンしない18の知恵』(潮出版社)など、トレンド関連書籍多数
【ぱぷりこ氏】
ブロガー。恋愛魔窟に棲む要注意男たちを斬るブログが人気。『なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ』(文藝春秋)が発売中
【五百田達成氏】
作家・心理カウンセラー。コミュニケーションをテーマにした執筆・講演多数。近著に『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
【舘そらみ氏】
脚本家。恋愛サイト「AM」では、独自に男性を分析。劇団「ガレキの太鼓」を主宰し、全作品の作・演出を手掛ける。映画『私たちのハァハァ』の脚本も担当
― 中年男は「カワイイ」が一番モテる! ―
がっつかない姿勢が大人の余裕に。まずは信頼関係を!

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