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年収260万円で子供2人の家計は破綻寸前。専業主婦の妻がパートに出てくれれば…

 15%を超える貧困率(等価可処分所得が中央値の半分を下回る相対的貧困者の割合)が社会問題となっている日本だが、その予備軍の増加も深刻化している。“ほぼ貧困”状態にある[年収300万円家族]のリアルに迫った――

貧困家族

※写真はイメージです

勤労意欲を欠いた妻と子育て費用の高さに家計は破綻寸前

●鈴木涼一さん(仮名・43歳)/世帯年収260万円/家族構成:妻+子供(5歳、7歳)

「どれだけ逼迫しているか妻に話してもピンときてないようで……」

 そう大きなため息をつくのは都内のデザイン事務所に勤める鈴木涼一さん(仮名・43歳)。

「20代は年収100万円台の年もあり、結婚するとか誰かを養うとか考えたこともありませんでした。全然モテませんので、このままずっと独身で生きていくもんだと思っていましたね」

 しかし、そんな鈴木さんに転機が訪れたのは35歳のとき。7歳年下の今の妻と出会い、人生のプランが大きく変わることになる。

「よく行っていた近所の安い飲み屋さんでたまたま知り合ったのですが、妙に話が合い、トントン拍子に付き合うことになりました。それまでは結婚願望なんて全然ないつもりだったんですが、『逃したら、もう絶対に一生孤独だ』と思うと、急に焦り始めて、交際半年ほどで結婚することになりました」

 結婚後、すぐに2人の子宝に恵まれることになる。

「習い事とか私立の受験とかにお金をかけなければ、なんとかなるかなって思っていました。それに結婚当時は妻のほうが年収も高くて、二人で500万円ほど。だから子供が大きくなれば、また職場復帰して収入も安定すると踏んでいたのですが……」

 しかし、都市部ならではの子育て事情に品川区在住の鈴木さんはまず苦しめられることになる。

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都市部の子供は習い事必須

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