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肩書の多すぎる女「鈴木涼美」とは一体何者なのか? 慶應、東大、AV女優、日経記者、作家…

鈴木涼美

AV女優の次に選んだのは東大大学院

 100本近いAV作品に出演したが、「『慶應』『巨乳』を取るとAVでもウリがないし、そろそろ潮時かなーと思って2年ほどでやめました。それで、『AV』より強いブランド力って何だろう……と考えて東大の大学院に進むことに。『いいことと悪いことはセットで』という母親の教えがずっと根底にあるのかもしれません」  大学院では、自らのAV出演経験をもとに『「AV女優」の社会学』のもととなる修士論文を執筆。卒業後、日本経済新聞社に勤務していたときに書籍化され、論壇から高く評価された。 「書籍の中では、自分もAVに出ていた、とは書いていなかったし、会社員時代は取材も一切受けず、経歴の詳細も伏せていました。でも、もともと記者になったのもいずれ物書きとして生きていこうという気持ちがあったからだったし、本を出したならちゃんとカオ出しして宣伝もしたい。でもカオ出ししたらAVの過去はすぐバレるだろうし、と考えたときに退社を決意しました。AVの過去がバレたから日経をクビになったと思っている人もいるみたいだけど、日経はそんな小さい会社じゃなかったですよ。辞めた後に週刊文春に記事にされて、元同期に『お騒がせしております』と連絡したら『ていうかみんな元AVだって知ってたけどね』と言われたときはびっくりしましたが(笑)」 鈴木涼美

オール4タイプの人間だから総合点で勝負しようと思った

 文筆業で独立してまもなく3年。華やかな経歴が注目されることも多いが「自分は何かに傑出した人間ではなく、昔からオール4タイプ。だから、何かひとつに注力するんではなく、あれもできるしこれもできるよというスタンスで生きてきたらこうなったという感じです」と冷静に分析する。 「『ここでしか生きていけない』と思っている人、居場所がひとつしかないと思っている人って、逃げ場がなくてつらいんじゃないかな。こっちがダメでもあっちがあるや、くらいのスタンスのほうが生きやすいと思います」  現在は文筆業一本の彼女だが、ジャンルにこだわりはないという。 「人文書、エッセイと書いてきたので、今後は小説も書いてみようと思っているし、またガッツリとアカデミックな人文書を書きたいという気持ちもあります。AVや夜職の経験を生かした、いろんな人の昼の顔と夜の顔を書くという主軸は持ちながら、何でも書いていきたいですね。こんな経歴でも寛容に受け入れてもらえるのは、物書きくらいですし(笑)」 鈴木涼美【鈴木涼美Q&A】 Q:好きな食べ物は? A:しゃぶしゃぶとおにぎり Q:彼氏に求めるものは? A:腕っぷし Q:初体験は何歳? A:17歳 Q:好きな映画は? A:『パルプ・フィクション』 Q:朝型? 夜型? A:人生夜型 ― [鈴木涼美]とは何者なのか? ―
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おじさんメモリアル

著者が出会った哀しき男たちの欲望とニッポンの20年

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