3：セールで昨年の秋服を選べ 「秋は一瞬で過ぎてしまうので、原則として服をあまり買うべきではありません。それゆえ、セールで服を買うのはおすすめです。季節の変わり目の9月は、各ショップで格安セールを開いているケースが多いですよ。ただし、どれを選んでもいいわけではない。ここで陥るワナがセール品に必ず混じっている春物を選んでしまうこと。白シャツは問題ないですが、春トレンドだったピンクやミントグリーンのインナーを選ぶのは夏を引きずっているイタイ男。買うべき色は白か茶色か黒と覚えておいてください」 　だが、どうしても“秋服”が何なのかわからない人にはこんなシンプルな解決策があるという。 「店員さんに『去年の秋物ってどれですか？』とセール品が入ったラックから探してもらうのが手っ取り早いです。特に、イオンなどの大型ショッピングモールやアウトレットならば、よい意味で接客も高い商品を買わせようというインセンティブが低いので笑顔で応じてくれますよ」 【松浦　啓介】 1979年生まれ。ファッションビジネスプロデューサー。ファッションをお洒落やトレンドの観点ではなく、用途、価格、必要性など、ビジネス・マーケティングの観点から分析して買い付けや販売のコンサルティング業務を行う。現在は大手ショッピングモール系アパレルブランドを数社ブランドコンサルティングしている。 ・Twitter　@MATSU79517 ・Instagram　keisuke.matsuura.967