家電は1月の値引き率が最も高い!?「いま買うべき商品」を関係者が暴露
正月セールが一段落した1月といえば、実は値引き率が高くなる、買い物に適したシーズン。かねてから気になっていたアイテムをGETするまたとないチャンスだ。満足するための商品選びを、識者が本音全開で語り尽くす!
いい商品を少しでも安く手に入れたいのが消費者心理というもの。
そこで、まずは“プロの売り手”に話を聞くことにした。語るのは、都内の大手家電量販店で売り場に立つ本間優一氏(仮名)だ
「年末商戦が終わり新生活の準備が始まる3月まで、家電量販店は閑散期。年末で一気に下がった価格がある程度戻るタイミングなのですが、売り上げが期待できない期間ゆえ、来店した客には“もれなく”買ってもらいたい。そのため、実は1~2月が一番値引きしやすい時期でもあるのです」
なかでも狙い目なのが、客足が少ない雨や雪の日の夕方以降。交渉のポイントはこうだ。
「当然ですが、買う気を見せることが大切です。まずは販売員に“価格次第で今日買う”と伝え、交渉のテーブルについてください。我々は客側が要求した価格を基準に値引きを考えるので、最初の提示額が肝心です。価格ドットコムなどで事前に調べ、最安値から2割ほど安い値段を伝えるのがベスト。あまりにも低い希望額を提示する客は、買う気がないとみなしてそれなりの対応しかしない。コイツは本当に買いそうだな……と思わせるのが、2割安なのです。最安値から1割安くらいを提示されたら、買いのサインです」
ただし、ダイソンやバルミューダなど、値段で勝負せずともネームバリューで売れていく商品の値下げは難しい。だが、ここに良品をお得に買うテクニックが隠されている。家電マーケティングガイドの伊森ちづる氏が言う。
「ダイソンには手が届かないが、似たパフォーマンスの商品を教えてほしいと相談するのも、ひとつの手です。好きなメーカーや機能を先方に伝えることで好みを察知し、それ相応の商品を紹介してくれることも珍しくはありません」
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