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元セクシー女優が「地味につらい女優の裏側」を暴露。血液検査は“最低月2回”、拘束時間12時間以上…

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。

セクシー女優の「地味につらい」裏側

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 どんな仕事にも、悩みはつきもの。社会に出れば小さなことから大きなことまで、頭を抱えるような問題と衝突することは避けられないだろう。  セクシー女優は働くうえで様々なリスクがあることから、とにかく“困った”が多い職業だと私は思っている。親バレ、将来に対する不安、収入の不安定さなど挙げたらキリがなく、おまけに「地味につらい」レベルの些細な悩みもついて回る。  世の中では女優の抱えるダークな問題ばかりが注目されがちだけど、業界にいないとわからないような、地味なストレスが想像以上にしんどいなんてことも……。今回は筆者が現役時代に自分が思った「地味につらいこと」を、独断と偏見で紹介していこう。

売れっ子は月2回の採血が必要に

 数年前なら性病検査は月に一度で許されていたが、現在は採取から2週間以内の検査票がないと現場に入れないルール。定期的にオファーが入る人は2週に一度クリニックへ行くのがマストになり、最低月2回の採血が必要不可欠だ。  検査も仕事の一環であり、自分の体を守るために欠かせないことなのは重々承知のうえだが、採血が嫌いな女優にとって頻繁に血を抜かれるのはつらい。筆者も注射が本当にダメで、血を見るのも苦手だったために定期検査が毎回苦痛だった。  上手な看護師さんに当たればそう苦しくないのだが、失敗されるとこれまた苦しさが2倍に。「あっ、今回はハズレだ」と提携クリニックで毎度ギャンブルのような気分を味わい、グッと唇を噛み締めたあの日も今は懐かしく思える。  余談だが月2回の検査に加え、別件で採血を受ける機会があると月に何度も血を抜く羽目になる。セクシー女優をしていると一般の人よりも針を刺される回数が上がり、定期検査(月2回)+アレルギー検査+健康診断を行い、「今月は4回5回も血を抜いた」という女優も結構多い。
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拘束時間は12時間以上のことも
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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