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私たちが本番裏風俗で働くワケ――そこにはお金だけではない理由があった

 違法な裏風俗店で女性たちはなぜ働くのか。ウリである本番行為により、働く女性たちはさまざまなリスクと隣り合わせだ。リスクや仕事内容を覚悟の上で裏風俗に身をやつした女性たちのホンネとは……

風俗街

お金のためだけじゃない。裏風俗を選んだ理由


 現在、営業許可を取り、届け出済みの“表風俗”は3万1000軒あるといわれ、1年に約1000軒のペースで増加中だ。一方、許可のない“裏風俗”は、街ぐるみでの浄化作戦や徹底した取り締まりによって反比例するように減少の一途をたどっている。しかし、それでも逮捕される危険や本番行為で病気をもらうリスクを背負ってまで裏風俗で働く女性たちがいる。なぜ、彼女たちはそこまでして裏風俗にこだわるのか。

 ミカさん(仮名・29歳)は3年前から北関東の本サロで働いている。自宅は都内にあり、週に3~4日出勤する“出稼ぎ嬢”だ。彼女が裏風俗を選んだ理由は、身元バレ防止と融通が利く勤務時間だ。

「前に働いていたお店に同級生が来て、風俗やってるって地元の友達にバレちゃったんです。まぁ、私も脇が甘くて近場で働いてたのが悪かったんですけど……。それで、ちょっと離れた千葉のデリヘルに移ったんですが、通うのも大変だし、そんなに稼げない。そのくせ出勤の縛りとかうるさくて、やめちゃいました」

 その後、東北地方への出稼ぎなど紆余曲折を経て、今の本サロに辿り着いた。だが、裏風俗に抵抗はなかったのだろうか?

「私、フツーに本番してたから、『まぁ、いっか』って感じ(笑)。違法とか本番ありとか、そんなに気にならなかった。それより一本30分で回転がいいから、表よりも稼げるかなって」

 30分1万1000円の料金のうち、ミカさんには5000円。日当の平均は3万~4万円だという。

「それに私、バンドの追っかけしていて、ライブに合わせてシフトを入れてもらってる。そういうワガママも聞いてくれるから、都合がいいんです。ライブが多い月は出勤日数も少ないから、結局、収入は前と変わらないけど、今のほうが私生活は充実してますね」

 ホームページもないので身元バレの心配がなく、趣味を楽しみながら稼げる裏風俗から「しばらくは抜けられない」という。

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「表風俗みたいにネット指名とかないので、新参者は大変」

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