ひろゆきが嘆く省庁の事情――総務省の求人募集が大炎上、高度専門職なのに日給8000円…
んでも、そもそも論、日本政府がセキュリティに関して高額の予算を払わないんじゃないかとも思ったりもしているのですね。今回の件でも、日勤で人材を募集していますけど、そのスタッフの勤務時間外にサーバが落ちたら出勤まで放置していいのかっていう問題もありますし、他にも省庁がクラックされたり、嘘の経歴の人がセキュリティの専門家を名乗って内閣府とかにも食い込んでたりもするんですよね。だもんで、仮に自前スタッフを雇おうとしても、優秀な人を見極めることができないんじゃないかと。。。その結果、業者発注とかになるわけですけど、そうなるとなぜかすげー高い値段でシステムを発注したりする謎の仕組みがあったりします。。。
ということで、結局、業者に丸投げして、ぼったくられて納税者は損をして、省庁にはセキュリティのノウハウがたまらないという、いつもの流れで終わる気がします。。。
※1.募集要項
非常勤の事務職員で、土日休日を除く週5日、午前10時から午後16時45分の勤務。時給は1391円になり、月給は16万円程度となる見込み
※2.省庁がクラック
’12年には財務省の職員のPCがウイルスに感染、外部サイトとの通信が行われていた。また、’16年には、防衛省と自衛隊の情報基盤がサイバー攻撃を受け、陸上自衛隊の内部情報が流出した可能性が報道されている
※3.嘘の経歴の人
’17年末にサイバーセキュリティ対策の司令塔と言っても過言ではない内閣府・経済産業省の非常勤参与を務めていた斎藤ウィリアム浩幸氏に経歴詐称の疑いが浮上。同氏は「事実と異なる経歴を語ってしまった」と認め、非常勤参与を辞任
※3.業者発注
国内企業が省庁のシステムを受注すると、数千万円から数億円になることも……
【西村博之】
41歳。元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人。’15年には米国の掲示板サイト『4chan』の管理人に就任。フランス在住、たまに日本。「映画を観てゲームして漫画を読む合間に、家の蛇口を修理したり壁に埋め込まれた電線の修理を試みたりしているのですが、結局挫折している昨今です」
撮影/根田拓也西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』 仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う! 50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。 |
『ざんねんなインターネット』 日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」! |
『僕が親ならこう育てるね』 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。 |
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ