エコカーを買う場合の最適解は? ガソリン、ハイブリッド、ディーゼル、EV…
で、満を持してパサートTDIに試乗しました!
本国では新型ポロにもディーゼルがあるのですが、これに乗ったら、小型車にはディーゼルはいらない、ガソリンエンジン一本でいいな、と思わざるを得ませんでした。
なにせ、不正事件をきっかけに、世界的に厳格化が進むディーゼル排ガス規制に適合させるためには、触媒だ尿素SCRだと、浄化装置にコストがかかりすぎる。小型車じゃ割に合わなくなることは必定。
よって、小型車はガソリン車(ハイブリッド含む)、中型車以上ならディーゼルもアリ、EVはガソリンスタンドのない過疎地向き、という、今後10年くらいの役割分担がはっきり見えて参りました。
「日本政府が力を入れてる燃料電池車はどうなんだ?」
現状レアすぎてツチノコ状態ですが、このまま消えると思います。
【結論!】
いま日本で売られているクリーンディーゼルエンジンの性能は、ベンツもBMWもボルボもジャガーもマツダもフォルクスワーゲンもほとんど横一線。どれを選んでも大差なくイイです。あとはカッコとお値段ですね!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
どうだったか!?
自分のBMWのほうが少しだけよかったです! ガーン!
具体的には、BMWのほうが静かでした。私のは4年落ちの中古車なので、古いぶんアイドリングではそれなりにガラガラいうけど、走り始めればほとんど気にならない。元が高級車だけに、遮音材にカネかけてくれてる感じ。
一方パサートは、終始「ぼ~~~~~」というコモリ音がする。その他の性能はおおむね互角。結果、価格も含めれば激安中古BMWの大勝利だったのです!
つまり、フォルクスワーゲンのクリーンディーゼルは、4年前に乗った不正ディーゼルに比べて大幅にフィーリングが退歩していた! やっぱ正直に作ると、性能って同じようなもんになるんだね……。
微妙に落胆しつつ、ガソリンの1リッター3気筒ターボを積んだ新型ポロに乗って驚愕。
メッチャいい! パワーもトルクもレスポンスも気持ちイ~~! これで1リッターかよ! その他ボディのしっかり感や乗り心地も超スバラシイ。
1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ