カーライフ

ひょっとしてディーゼルエンジン搭載車は最後?300万円台で買えるプジョー308の実力

ファイナル・カウントダウン

ロシアへの経済制裁の影響で供給不足が懸念され、原油価格が上昇中。産油国などが加盟する「OPECプラス」が原油増産を決めましたが、増産幅が少なかったことで原油不足の懸念はさらに高まる始末。そうなると、ガソリンより安い軽油で走るディーゼル車の出番なんですが、ディーゼル自体が絶滅一直線。ディーゼル買うなら今しかねえ! なんです……
オートクラブ

NEW PEUGEOT308

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 佐藤靖彦=写真 Photographs by Sato Yasuhiko

ディーゼル車の終活。最後の1台を求め、新型プジョー308に試乗しました

 当連載は常に読者のニーズを無視し、個人的な趣味嗜好に沿って展開しています。ディーゼル車の登場頻度が高いのは、単に私がディーゼル車好きだからです。  なぜディーゼル車が好きかというと、アクセルを踏んだ瞬間にググッと加速して気持ちイイうえに燃費がよく、燃料の軽油も安いから! 我が家にはBMWのディーゼル車と軽自動車(タント)がありますが、燃費はどっちもリッター17‌kmくらい。
オートクラブ

先代BMW320d

オートクラブ

タント スローパー

 ディーゼル車の燃料は軽油で、軽はガソリン(軽油を入れるとエンジンが壊れます)。軽油はガソリンよりリッター20円くらい安い。ボンクラのみなさまは信じないかもしれませんが、タントよりBMWのほうが燃料代が安いのです。ビバ! ディーゼル車。  そんな素晴らしいディーゼル車だけど、そう遠くない将来、絶滅してしまう運命です。ガソリン車は、なんだかんだであと15年くらい生き延びそうだけど、ディーゼル車は数年以内には新規開発が終わるでしょう。死期が近いぶん、今のうちに最後のディーゼル車選びを済ませておかなくては! つまりこれは「ディーゼル車の終活」なんですね。
次のページ
新型プジョー308と対面!
1
2
3
4
5
6
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

記事一覧へ
おすすめ記事