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AKB48チーム8は「みんなが集まれば最強!」 4周年ライブに見た成長と魅力

 4月3日、47都道府県から1人ずつ選ばれたメンバーで構成されたAKB48チーム8が結成から4周年を迎えた。結成当時最年少は12歳、平均年齢14.4歳だったチームが、いまや平均で17.3歳とだんだんと大人に成長。グループの状況も変化していくなかで、彼女たちは変わらず仲良くハッピーなステージを見せてくれている。

「みんなが集まれば最強!」AKB48チーム8の成長と魅力 4月29日、愛知県にて行われた「TOYOTA presents AKB48チーム8 全国ツアー~47の素敵な街へ~チーム8結成4周年記念祭 in日本ガイシホール しあわせのエイト祭り」。昼・夜の公演を合わせて、1万4000人のファンが集まった。

 秋葉原のAKB48劇場の公演だけでなく、全国各地へ「会いに行くアイドル」として、活動してきたチーム8。従来のチームのように、研究生・正規メンバーという区別はなく、当初は全員が同期ということで、ある意味では競争が少ないチームだった。

 その分、のびのびとしたパフォーマンスや、メンバー同士の仲の良さなど、チーム独自の魅力もあったのだが、時間が経つにつれ、メンバーごとに活躍の度合いが変わってきた。

 昨年の選抜総選挙では、チーム8から5人がランクイン。さらに、昨年末の組閣では茨城県代表の岡部麟がチームAのキャプテンになり、AKB48の最新シングルでは東京都代表の小栗有以がセンターに。選抜経験者も徐々に増えただけでなく、AKB48グループの中心になりつつあるメンバーもおり、メンバー間で意識差が生まれてもしかたない状況になってきている。

 しかし、いざライブが始まれば、そんなことは関係なく、全員が一体となれるのがチーム8の魅力だ。この日行われた4周年ライブでは、成長し続けるなかでも、ずっと変わらないチーム8の魅力を存分に発揮する内容となっていた。

 愛知県はチーム8が行っている全国ツアーの35箇所目。日本ガイシホールでおこなわれたライブの主役は、地元・愛知県代表の歌田初夏だった。AKB48のセンターになった小栗有以や、総選挙ランクインメンバーたちだけが中心になるのではなく、地元出身の歌田がセンターに立つ。アンコールを含め33曲を、「チームダンス」「チームアダルト」「チームキュート」に分かれ、地域エリア別のパフォーマンス、「ザ エイトルズ!!」と称した生バンド演奏など、出演した44人それぞれの見せ場をつくりつつ、全員で歌田の地元凱旋を盛り立てていた。

 変わらない魅力を発揮しながら、成長を感じさせる場面もあった。ひとつは、実際に体が成長したケース。新潟県代表の佐藤栞が、大阪府代表の永野芹佳について、「帽子で分かりづらいけど、最初は背が低かったのに、私より大きくなった。4年ってすごい!」と、ステージ上で並んで見せていた。

「みんなが集まれば最強!」AKB48チーム8の成長と魅力 もうひとつは、パフォーマンスの成長だ。それが如実に現れたのは、この日初披露された、チーム8オリジナルの新曲『蜂の巣ダンス』。この楽曲は秋田県代表の谷川聖いわく「チーム8で一番のダンス曲で、本当にヤバイ」、難易度が高いダンスナンバーだ。

「みんなが集まれば最強!」AKB48チーム8の成長と魅力 この楽曲では、グループきってのダンスメンバー・横山結衣が初のセンターに。加入当初からダンスが抜群に上手かった横山。昨年にはAKB48グループ全体のダンス選抜曲『野蛮な求愛』にも選ばれた。「必死に(ダンスの)練習をして、腰の骨に少しひびが入っちゃった」こともあるらしく、ダンスへの情熱と実力は折り紙付き。冠番組『AKBINGO!』の、48グループで一番ダンスがうまいメンバーを決める企画『ダンスロワイヤル』でも、横山が参加したユニットが2回連続で優勝しているほどだ。

 これまでは、彼女の動きにキレがありすぎて、ダンスが苦手なメンバーと踊ると浮いてしまうということもあった。しかし、この日の『蜂の巣ダンス』では選抜16人全員で息がピッタリ合ったパフォーマンスを見せていた。他のメンバーたちも、横山に追いつこうと、ダンスがどんどん上達しているのだろう。

 4月28日に発売された『AKB48 Team 8 4th Anniversary Book』のインタビューでは、「いまチーム8はみんなダンスがどんどん上達してるので、もっと注目してほしい」と語っている横山。言葉どおり、その上達ぶりが強く感じられる新曲披露だった。

 この『蜂の巣ダンス』の歌詞について、初披露する前に横山はステージ上でこう語っていた。

「『それぞれが個性豊かで、1人ではたかがしれているけど、みんなが集まれば最強になれる!』という、チーム8にピッタリの曲です」

 この日、初披露となった新メンバー、福島県代表の伊藤きららと高知県代表の立仙愛理を加え、さらに個性豊かになったチーム8。それぞれが成長しながらも、「みんなが集まれば最強」なチームであり続けてほしい。


取材・文・撮影/森祐介





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