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小児性愛は病気なのか?人口の5%いる彼らの犯罪を防ぐには

「教育者の10%は小児性愛者」

「人口の5%くらいは小児性愛者だと言われていますね。女性の小児性愛者もいます。子どもが好きで教員になる小児性愛者は多く、少なく見積もっても教育者の中の10%はそうだと見ています。  試験中、子どもたちはみんなうつむいて問題を解いていて、教壇にいる教師が気にいっている子を見ながらマスターベーションをする、といった話を聞いたことがあります」 教室 教師が30人いたら、3人は小児性愛者の可能性……。そう考えると、空恐ろしくなるが、「思い描いているだけで、なんらかの形で解消している人もいます。小児性愛の嗜好があるからといって犯罪者というわけではありませんし、小児性愛自体が非難されるべきではない」のだ。

よくいる「ロリコンっぽい人」との違いは?

 身近にも、ロリコンアニメばかり見ていたり、少女に興奮する人はいるものだが、本人が悩んでいなくて犯罪にも繋がらないなら別にかまわないのだ。   だが、前述のように小児に対して性的衝動が繰り返し起こって苦痛だったり、実行に移したことがある、という人は「病気」である。  実際、そういう人たちが福井氏の治療センターを多数訪れる。そして「治療はできる」と福井氏は断言する(治療法は次回紹介する)。  もし新潟女児殺害事件の容疑者が、最初に書類送検されたあとにきちんと治療していたら、今回の事件は起こらずにすんだかもしれないのだ。 福井裕輝氏【福井裕輝氏 プロフィール】 精神科医。京都大学工学部・医学部卒業。法務省京都医療少年院などを経て、2010年「性障害専門医療センター」を設立。政府の性犯罪関連プロジェクトにも多数参加、著書に『ストーカー病』など <TEXT/鈴木靖子>
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