SKE48一色嶺奈「総選挙本番を意識すると、正直不安です」――世界選抜総選挙・速報発表後インタビュー
―[第10回AKB48世界選抜総選挙]―
「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」の開票日が、6月16日に迫っている。SKE48にとっては、10周年という記念すべき年に名古屋で開催されるとあって、今まで以上に息巻くメンバーが多い。
そんな今回の総選挙。速報で上位にランクインし注目を集めたSKE48メンバーといえば、一色嶺奈だろう。バイトAKBを経て、ドラフト2期生としてSKE48の正規メンバーとなった彼女。落ち着いた性格だが、うちに秘めたSKE愛は強く、ファンからの支持も厚い。それもあって、速報では1万3372票を獲得し10位につけた。
――速報発表時は、順位を聞くなり崩れ落ちていましたね。
一色:はい。あのときは、本当にただただ驚きました。ありがたかったです。実は私、その次の日に自分でも投票してみたんですよ。
――SHOWROOMで、ファンのみなさんと一緒にやっていたやつですね。
一色:そうなんです。で、やってみて改めて「手間がかかるんだな」って感じたんです。私なんて、20枚でもキツかったんですよ。同じページを行ったり来たりしちゃって、「今どのページにいるんだろう?」ってなったり(笑)。それに、シリアルナンバーもすごく長いんです! たしか16桁くらいあるんですけど、それを間違えずに打たなきゃいけないし……。それを、ファンのみなさんは1つ1つ繰り返しやってくださっているんだなあって。それも1日で。
――昨年の速報に比べて、7979票も増えているんですよね。(昨年は5393票)
一色:倍以上ですよ。本当に、ありがたいなって思います。嬉しいです。
――速報とはいえ、ここまでの票数アップはなかなかできないことです。この1年の一色さんの努力の結果でしょうか? 何か誇れることがあるとか。
一色:うーん……確かに、この票数はすごいと思います。でも、自分に誇れるものっていうのは……。それよりも、ファンの方のお陰ですね。嶺奈のファンの方って、嶺奈を押し上げようとしてくださるんですよ。上にのぼっていくのをただ観ているんじゃなくて、手伝いたい力になりたいって思ってくださるというか。だからこその結果です。
実は、速報発表をお母さんも観ていたみたいなんですけど、途中で「もう呼ばれないだろうな」って観るのやめようとしたらしいんです。でも、「もしかしたら、れなひゅーのオタはすごいことしようとしてるんじゃない?」っていうコメントを見たらしくて。観続けたら10位だったらしくて。
――すごい、その通りになったんですね!
一色:だから、ファンの方のお陰。ファンの方がくださったサプライズだと思っています。めちゃくちゃ嬉しかったですし、本当にありがたいです。
――「ありがたい」が何度も出てくるあたり、感謝の気持ちが伝わってきますね。じゃあ、本番に向けて手応えは?
一色:去年は、速報ランクインが目標だったんですけど、今年は速報も本番もランクインが目標なんです。なので……気合い、入ってますよ!
――ナゴヤドーム開催ですからね。
一色:そうですよ! しかも10周年だし。私は速報で“10”位だし。「縁起いいね」ってみんなで話していたこともあって、より気持ちが強いです。
――同期もたくさん入っていましたし。
一色:去年は、SKE48のドラフト2期生ってひとりもランクインできなかったんです。ほかのグループは、松岡はなちゃん(HKT48)とか結構入ってたんですけど。だから悔しくて。本番も「がんばろうね」って話をしているところです。あ、あと「一緒にランクインしようね」って話しているのは、末永桜花ちゃんと白井琴望ちゃん。こっちゃん(白井)なんて、去年私が速報で入ったときに、「おめでとう」って言ってくれたんですよ。普通、同期なら悔しいはずなのに。
――ライバル同士でもありますし、言えないほうが自然ですね。
一色:はい。でも、こっちゃんは言ってくれました。しかもそれだけじゃなくて、私がいないところでも「ランクインして嬉しい」って言ってくれてたみたいなんです。それが、救いにもなったので。
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