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【倒産】自分の会社の危機を見抜く方法

内藤明亜

内藤明亜氏。経営危機コンサルタント。1994年、経営会社が倒産。その経験を活かし翌年から倒産の専門家として活動開始。主な著書に『継続か! 倒産か!』(明日香出版社)

 会社が倒産するときはいつも「突然」だという。自身も倒産経験があるコンサルタント内藤明亜氏は倒産の予兆について、「『人・もの・カネ』の動きを注視せよ」と語る。とはいえ、経営危機を迎えてそのまま倒産する会社がある一方、世間には途中から経営努力を行って倒産を免れるケースも存在する。

「そのため、仮に会社の倒産の予兆が現れたとしても、それが本当の危機なのか、回避できるのかを見極めることは非常に難しい」

 倒産の危機を見抜くには「社内外でどんな現象が起こったか」より「なぜそれが起きたのか」を考えるほうが重要なのだという。

「そもそも、倒産の危機を招く原因には、大きく分けて『人・もの・カネ』の3つの要素が存在します。『人』は会社組織が内部崩壊してしまっている組織的な危機。利益を生む人材に恵まれていなかったり、社内の統率が取れなくなったことが問題になっている状態です。『もの』はビジネスモデルが成立しなくなるというような構造的な危機。『カネ』は文字通り、カネがなくて会社運営が回らなくなる経営的危機のケースです。しかも、これらの危機は、会社が最終局面を迎える段階になると、複合的に絡み合うことが多いんです」

 そのうえ、仮にそのような問題を抱えていても「経営者は社員や取引先に『この会社は危ない』と思わせたくない一心で、問題をひた隠しにする」と内藤氏。会社の危機を見抜くには、会社運営や経営者の動向に注意しつつ、根本の原因を探ることこそが重要なのだ。

【倒産の兆候を見抜くポイント】
■社長が会社にあまり顔を出さない
■社内でさまざまな問題が複合的に発生
■社員のモラルが著しく低下している

週刊SPA!2月14日発売号では「2012[業績が急落する会社]を見抜く方法と題した企画を特集している。「オレの会社は大丈夫か?」と思ったら、ぜひ、一読してほしい。 <取材・文/柴崎卓郎>

週刊SPA!2/21号(2/14発売)

表紙の人/志田未来

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