雑学

ネットで話題の「エアコンのイヤなニオイがとれる裏技」は本当か?

「エアコンからニオイがするときは、窓全開で16℃で1時間運転するとニオイが取れる」。そんな話がネット上で噂になっている。


 ねとらぼの記事によると、三菱電器製のエアコンは前述の運転によって「結露を意図的に発生させてニオイ成分を流し落とす&換気効果」によってニオイが軽減されるようだ。この方法は、どんなエアコンでも通用するのか?

裏技は、うちのエアコンでも有効なの?

 さっそく大手エアコンメーカーのPanasonicに問い合わせてみたところ、こんな回答が……。

三菱エアコンには使えるけどPanasonicエアコンでは効果なし!?


「そういった使い方があるというお話は初めて聞きました。他社の製品はそういった仕様になっているのかもしれませんが、弊社の製品にはそのような機能や仕様は設定されておりません。ニオイは主にカビやホコリが原因で発生するものですが、弊社のエオリアシリーズなどには、もともと熱交換器に『ホコリレスコーティング』や『親水コーティング』などを施してあるので、もともとホコリがつきにくい構造になっています。また微粒子イオン・ナノイーによるお部屋の脱臭機能もありますので、普通にご使用いただいていたほうが、お部屋のニオイは軽減されると思います」(Panasonic広報)



 つまり、「窓全開、16℃設定で1時間エアコンを稼働させればニオイが取れる」裏技は、どんなエアコンでも通用する裏技ではない様子。今のところ、三菱電器製品で推奨されている裏技のようだ。

自分のエアコンでも裏技が使えるのか? まずは確認すべし


 ここで確認しておきたいのはエアコンは各メーカーにより特長が変わるということと、各メーカー内でも多くのモデルがあるということだ。大雑把に各メーカーの特徴を分類すると、以下のようになる。

Panasonic・シャープ→自動掃除・除菌など衛生機能が充実
三菱・日立→顔センサーなどで、こまめな対人送風・温度管理が得意
ダイキン→立ち上がりのパワー重視
富士通→コンパクト・省スペース
東芝→空気清浄&省エネ特化


 各メーカーとも多少の差異はあるものの、家庭用エアコンにはシリーズ内に「普及モデル」と「上位モデル」、2つの価格帯が存在する。わかりやすく言うと「並」と「上」である。上位機種は「並」に比べて「省エネ効果」と「付帯機能」が付加されているので、当然、価格も高い。

 省エネ効果も「並」と「上」では年間1万円近く電気代に差がつき、10年使えば本体価格とトントンになるぐらいだ。さらに「最上位モデル」になると「脱臭除菌機能」「対人センサー」「自動掃除機能」などが付加される。

Panasonicのエオリアシリーズ。1つのメーカーでも、エアコンにはこんなに種類がある

 結局のところ、自分が使っているエアコンのメーカーや機種によって、ニオイの取り方や省エネの方法は大きく変わってくる点は注意が必要だ。ネットで話題の裏技が自分が使っているエアコンでも使えるのか? まずはカスタマーサポートに確認してから試してみるほうがいいだろう。

 もちろん、どんなエアコンでも通用する普遍的な方法もないことはない。それは、「部屋の換気をこまめにするとニオイは軽減される」ということとだ。加えて「2週間に一度フィルターの掃除をする」と、ニオイ対策には有効だ。

まずは正攻法。フィルターのホコリを掃除しよう

 裏技にたよる前に、こまめな換気とフィルター掃除という正攻法を、まずは試してみてはどうだろうか? <取材・文/ポン白子>





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