新型iPhoneの対抗馬はこれ!? 懐かしの神ガラケー3種が、Android搭載で新発売
日本時間13日深夜に発表された新型iPhoneの「iPhone XS」「iPhone XS Max」。有機ELディスプレイ、デュアルSIM、背面カメラが広角と望遠の2種類のレンズが並んだ「デュアルレンズカメラ」などの最新機能が満載で、9月14日から予約の受付が始まり21日に発売される。そんな最新スマホじゃないのに、実はオールドファンにも若者にも大人気なのが「物理キー付き電話」。見た目は昔と同じでも中身が違う。イマドキの技術をひっさげて、あの懐かしい顔ぶれが帰ってきた!
インフォバー、ブラックベリー、ノキアの8110……これらはいずれも、フィーチャーフォン(日本でいう「ガラケー」)の全盛期に一世を風靡した端末だ。今年はそんなアイコニックなケータイの“最新機種”が出揃い、懐かしい物理キー付き端末のリバイバルブームの様相を呈している。
「その背景にあるのは、ひとつはやはりノスタルジー。スマートフォンが本格的に普及するようになって10年たちますが、いまやスマホの進化はどのメーカーもほぼ同じ方向を向いている。つまり“薄型化”“大画面化”です。言ってしまえば、世の中がそれに飽きたということなのでしょう」(モバイル評論家の法林岳之氏)
確かに、四角くて平べったい端末には、ユーザーも目新しさを感じなくなっている。
「昨年iPhone Xが登場したときは、ディスプレイ上部にカメラを配した“切り欠き”が斬新だ、いやダサいと物議を醸したものですが、あっという間に他メーカーもこぞって真似するようになりました。それだけネタに乏しくなっているというのが現状です」
その反動として、それぞれに個性的だった往年のフィーチャーフォンのような端末を求めるムードが生まれているのだ。
「スマホは確かに便利だけど、その一方で、携帯電話というガジェットに習熟するきっかけになった物理キー付き端末への愛着を捨てきれないでいるユーザーは少なくない。どこかで“体が覚えている”というか。10年前に出た『INFOBAR 2』をいまだに使い続けているユーザーも少なくないそうです。もはや当時のメーカーは存在すらしていないのに……」
ところで、今回紹介する3機種だが、ルックスがレトロだからといって中身まで古色蒼然としているわけではもちろんない。
「日本では、Androidフィーチャーフォンと呼ばれるジャンルの端末が数年前から一定の人気を博しています。文字通り、フィーチャーフォンの外観を持ちながら、OSにはAndroidを搭載した端末で、今どきのLTEにも対応。正直、いくら10年前のフィーチャーフォンを気に入っていても、今の基準では音も悪いわ、通信速度も遅いわ、バッテリーの消費も早いわと、ほとんど使い物にならないレベル。しかし、Androidフィーチャーフォンなら、ノスタルジーのために何かを我慢しながら使うのではなく、今の端末としてストレスなく使いこなすことができます。下記の3機種も、こうした流れを汲んで登場したものでしょう」
◆遊び心あふれるポップなカラーの競演
【KDDI/沖縄セルラー INFOBAR xv】
●今秋発売
プロダクトデザイナー・深澤直人氏が手がけた鮮烈なデザインが若い世代のユーザーにもウケている、auの代名詞的ケータイ。初代モデルでは実現できなかった「フレームレス」のタイルキー(タイルのように縁なしで並んだテンキー)をついに実現
ディスプレイ:3.1インチTFT/WVGA
カメラ: 800万画素
バッテリー:1500mAh
サイズ:48×138×14mm(暫定値)
重量:未定
帰ってきた[物理キー付きケータイ]
“馴染み感”が別格!Androidフィーチャーフォン3選
1
2
ハッシュタグ