タワマン買っても価値暴落!? 2020年以降に地価が下がる街ランキング
高齢化社会の到来によりほのぼのとした印象の街にも危機が迫る。
「意外と地価下落が不安視されているのが聖蹟桜ヶ丘。かつては人気を誇り、今もベッドタウンとして多くの人が住むが、駅から高台にあるので移動に難あり。年を取ってから手放す人が急激に増えています。でも、どれも団塊の世代が夢を見て建てた100坪前後の豪邸ばかりなので、買い手がつかない。10年後、20年後がとても心配です」
最後に、意外性がダントツの大井町。’13年ごろから地価が上がり続け、特に駅前は上昇率が高いエリアなのだが、なぜなのか。
「’20年から羽田空港への進入経路の変更予定によって大井町駅の上空500mを飛ぶことに。騒音は最高で80デシベルと試算されてますが、60デシベルで対面での会話は困難です。街自体はとても楽しいところですが、地価が影響を受けることは間違いありません」
中長期的な視点に立った街選びをしないと苦労は確実である。
<意外と地価が下がる街ランキング>
1位 大井町……楽しくて良い街だが、飛行機の騒音問題が接近中
2位 聖蹟桜ヶ丘……かつての高級住宅街も10年後には廃墟化の可能性
3位 千葉ニュータウン……外様には地獄。でもマイルドヤンキーには天国
4位 豊洲……止まらない開発と加速する物件の金融商品化
5位 有明……商業施設やコンサート会場につられるのは危険!
【榊 淳司】不動産ジャーナリスト
首都圏のマンション市場に関する分析や情報を発信。主な著書に『2025年東京不動産大暴落』『マンションは日本人を幸せにするか』など
― もう二度と住みたくない[ヤバい街] ―

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