雑学

大人の男は黒、紺、グレー以外のカラーパンツをどう履けばいい?

【モードをリアルに着る!オム Vol.17/小林直子】

 例えば休日のショッピングセンターで、男性が何色のパンツをはいているか眺めてみると、黒、グレー、ネイビー、たまにカーキといった感じです。また、平日の通勤時の電車の中、男性が何色のトラウザーズをはいているか見てみると、黒かグレー、ネイビーがほとんどのようです。男性は大人になると、誰もが皆、同じような色のパンツやトラウザーズを選ぶようになります。それはもはや自動的な選択で、なんの疑いもないのかもしれません。しかし、実際にはメンズ用のパンツにもさまざまなカラーバリエーションがあります。

 2018年秋冬のイザベルマランのメンズコレクションの中には、今までカラーパンツを選んでこなかった男性にも気軽にはけそうな、スタイリングの提案がありました。


 グレーのフラノのチェスターコートにゼブラ柄のセーター、彩度の低い赤のコットンパンツに、ダークレッドのスカーフのこのルックは、カラーパンツといえども、かなり彩度が低いので、これまでグレーやネイビーのズボンしかはいてこなかった男性でも、気軽に試してみることができるでしょう。

 このルックの最大のポイントは色の組み合わせです。グレーのコートに呼応するように、すべてのアイテムをグレーイッシュで統一。すべての色に少しだけ黒を混ぜることによってできる調和と穏やかさが、男性が色ものを選ぶハードルを低くするとともに、新鮮でおしゃれな感じを醸し出しています。

カラーパンツの取り入れ方とは?


 では、カラーパンツをはき慣れない男性が、イザベルマランのようなルックを作るにはどうしたらいいでしょうか。

 簡単なのはグレーや黒といったニュートラルなカラーのジャケットやコートでスタイル全体の枠を作り、そこにグレーイッシュのカラーパンツ、それは赤でも紫でも緑でも構いません、を組み合わせることです。例えばもう既に黒のコートやジャケットを持っているのなら、パンツと小物以外のアイテムを黒で統一すればいいでしょうし、統一できないのなら、黒からグレーのグラデーションを作るといいでしょう。グレーや黒といったニュートラルカラーには何色でも合わせることができますので、色の組み合わせが苦手だったり、よくわからない場合は「何か色ものを合わせるときは枠をニュートラルカラーにしておけば問題ない」と覚えておけばいいでしょう。

 ネイビーが好きでジャケットやコートがネイビーのものを既に持っている場合は、同じようにパンツと小物以外を似たような明度、彩度のネイビーで統一していき、そこに好みの、やはりグレーイッシュのカラーパンツを合わせればいいでしょう。

WEARより

WEARより

 ベージュやカーキのコートやジャケットを持っている方も多いと思いますが、ベージュやカーキの色には幅があり、同じ色で枠を作るのは簡単ではないので、そこにカラーパンツを合わせるのは少々難儀です。色の識別が難しいと感じる場合は避けたほうが無難です。

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同じ色の小物を入れよう

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