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Fカップのプロボクサー郷司利也子。過酷な減量で胸のサイズが…

減量でFカップの胸が…!?

 ボクサーの仕事は戦うことだけではない。試合に向けた減量も大事な仕事の一つである。取材当日、郷司の減量はピークに達していた。 「今、合計で5.6キロ絞っていてこれからさらに2キロ絞る予定です。毎日走って、炭水化物減らして……みたいな感じで。Fカップが売りの私ですが、実は過酷な減量で胸のサイズがダウンしてしまうんですよねぇ…(笑)。胸のサイズが減らないようにって気を付けていたんですけど、こればっかりはどうしようも無くて…。前回の試合では急ピッチで3キロほど減量したんですが、その時はいつも着ている水着がプカプカになるくらい減りましたよ(笑)。でも、試合が終わって体重が元に戻れば、胸のサイズも戻ります」  下世話な話だが、Fカップという大きな胸は、パンチを出すときの障害となるのではと疑問に思う。そのウイークポイントはどのように感じているのだろう。 「本来、パンチは脇を締めて打つのが基本ですが、女性は胸があるので脇が開く傾向にあるみたいです。女性はみんな胸がある前提で動いていますから、私が特別不利だとかは考えたことないですね~」  Fカップに弱点は感じないと豪語する郷司。次の試合は2年ぶりの試合とのことで、その意気込みを聞いてみた。 ボクシング「胸を借りるっていう気持ちでやりたいと。これ、ボクサーの発言としてどうかと思いますが、『どっちが強いんだ』、『どっちの身体能力が高いんだ』っていう勝負をするならばやらなくていいかなと思っていて。私はずっと、『サウスポーでやりづらい』という自分の強みを活かした試合をやることを目標としてきたので、それをやりたい。なので、今回の試合は勝ち負けにこだわるのではなく、冷静に、やるべきことをやる。そうすれば結果が付いてくるという気持ちでやりたいなと思っています」  謙虚な言葉で意気込みを語る郷司。ボクサーとしての最終的な目標はどこにあるのだろうか。 「私は短距離より長距離が得意なタイプなので(笑)。目の前のことを一歩一歩やっていきたいですね。今回の試合は勝ち負けにこだわらずと言いましたけど、勝つことが出来たら、次はB級(6回戦)に上がれます。そうやって目の前のチャンスを掴んでいけたらと思います!
スパーリング

取材後に行われたスパーリング風景

 試合まで残りわずか。つらい減量のピークに達していながらも、快くインタビューに応じてくれた郷司。インタビュー後に見学させてもらったスパーリングでの表情、眼光の鋭さはまさにプロボクサーの迫力。「Fカッププロボクサー」という異名な肩書で活動する彼女だが、ボクシングに対する情熱は他のボクサーに引けを取らないことが伝わってきた。そんな郷司の試合は9月25日に後楽園ホールで行われる。Fカッププロボクサー・郷司利也子の勇姿を見届け欲しい。〈取材・文/日刊SPA!取材班 取材協力/川崎新田ボクシングジム〉 【郷司利也子】 1982年、神奈川県生まれ。20 歳でキックボクシングのジムに入会。その半年後、ボクシングのシャドーをしている人を見て、ボクシングのかっこ良さを感じ、川崎新田ボクシングジムに入会する。趣味はアニソンのひとりカラオケ。
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■試合情報
・9/25(火)ガッツファイティング
・会場:後楽園ホール
・開場:17:30 開始:18:00
・女子48.5kg契約 4回戦 郷司利也子(川崎新田)VS内藤チサ(吉祥寺鉄拳8)
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